新潮文庫2002 1959年
- 出版物等
・「シャクルトン~南極海漂流からの生還~」("Shackleton"、2002、TV)
・「シャクルトン奇跡の生還」("Shackleton's Antarctic Adventure", 2001米IMAX映画, 監督=ジョージ・バトラー)
・「南へ エンデュアランス号漂流」(アーネスト・シャクルトン、ソニーマガジンズ)
・「そして、奇跡は起こった! シャクルトン隊、全員生還」(2000、ジェニファー・アームストロング、評論社)
・「Shackleton`s Way/シャクルトンのやり方―偉大な南極探検家から学ぶリーダーシップ」(ベンギン・ブック)
・「史上最強のリーダー シャクルトン ― 絶望の淵に立っても決してあきらめない」(2001、マーゴ モレル、ステファニー キャパレル、PHP研究所)
・「エンデュアランス号大漂流」(1999、エリザベス・コーディー・キメル、あすなろ書房、2000)
あらすじ
アーネスト・シャクルトンを隊長とする28名の隊員が乗る南極探検船<エンデュアランス号>(ガーカンティン型3本マストの帆船、350馬力の蒸気機関で最大10.2ノット、全長43.8m)がウェッデル海で海氷に閉じこめられてから全員が救出されるまでの1年7ヶ月半にわたる実話。1911年の英国スコットとノルウェーのアムンゼンによる南極点一番争いで英国が破れた後の1914年~1916年。
詳細
隊員
・隊長:サー・アーネスト・シャクルトン/オールド・コーシャス/コーシャス・ジャック/ボス(40才、大きな顔、幅広の鼻、アイルランドなまりの英語、がっしりした体格、気まぐれで癇癪持ち。1901年スコット隊の一員、1907年南極探検隊のリーダーとして南極点まで97マイルで引き返し全員無事帰還。)
・副隊長:フランク・ワイルド(人当たりの良い呑気な性格、内には途方もないたくましさ。1907年にシャクルトンに同行、犬ゾリチームのドライバー)
・船長:フランク・ワースリー/ワズルス(42才、神経の細かい夢見がちな性格。将来の楽天家。ニュージーランド人、驚くべき視力の持ち主、<ケアード号>メンバー)
・一等航海士:ライオネル・グリーンストリート(年若くがっちりとした体格)
・航海長:ヒューバート・T・ハドソン/仏陀(口は達者、いくぶん鈍い、若くお洒落で自分の容姿に自信がある以外は劣等感の塊、自己中心的で人の意見をほとんど聞かない)
・二等航海士:トマス・クリーン(南極点到達犬ゾリチームのドライバー予定。ひょろりと背が高く率直で無愛想な物言いのアイルランド人、英海軍に長く勤務。1901年スコット隊に参加、<ケアード号>メンバー)
・三等航海士:アルフレッド・チーザム(小柄、控えめで穏やか、シャクルトン、スコットと南極経験あり)
・一等機関士:ルイス・リッキソン(あまり頑丈でない)
・二等機関士:A・J・カー
・船医:アレキサンダー・H・マクリン(がっしりした体格、若い。犬ゾリチーム<心臓疾患チーム>のドライバー)
・船医:ジェイムズ・A・マッキルロイ(先輩格。犬ゾリチームのドライバー)
・地質学者:ジェイムズ・M・ワーディ/ジョック(倹約家、スコットランド人)
・気象学者:レナード・D・A・ハッセー/ハスバート(20代前半、きゃしゃで小柄、情熱的でかっとなりやすい。尽きることのないユーモアで皆の人気者。ツィター・バンジョーが演奏できる。スーダン探検隊に人類学者として参加)
・物理学者レジナルド・W・ジェイムズ(若い、能力はきわめて高く熱心でもあるが、実用的なことにはきわめて不器用で怠けがち)
・生物学者:ロバート・S・クラーク(頑固で勤勉、石頭のスコットランド人、いつも物静か、必要なときはいつでも厭わずやってくれる)
・写真家ジェイムズ・フランシス(フランク)・ハーレー(モーソン南極探検隊に同行、犬ゾリチームのドライバー、腕のいい板金職人)
・画家:ジョージ・E・マーストン(32才、ぼってり太った童顔、気分にむらがある。1907年シャクルトンに同行、犬ゾリチームのドライバー)
・倉庫管理係:トマス・H・オーデリー/カーネル/オールド・レディー/ベリー・バーグラー/マン・オブ・アクション(締まり屋、最も変わった男、最も腕っ節が強い。元英国海兵隊の体育教官、大胆不敵)
・船大工:ハリー・マクニーシュ/チッピー(56才、並外れた腕、頑丈、痔の持病、不平屋、自分を船乗りの権利に詳しい海の弁護士とみなす、<ケアード号>メンバー)
・料理人:チャールズ・J・グリーン/シェフ/クッキー/ドーボールズ(かたくななまでに誠実、ちょっと変わり者、それほど頑丈ではない)
・熟練甲板員:ウォルター・ハウ(穏やかで人当たりがよく、極めて有能、小柄)
・熟練甲板員:ウィリアム・ベークウェル(36才、カナダ人)
・熟練甲板員:ティモシー・マッカーシー(どんな時も誰ともトラブルを起こさず。雄牛のように頑丈な体、<ケアード号>メンバー)
・熟練甲板員:トマス・マックロード(1907年シャクルトンに同行)
・熟練甲板員:ジョン・ヴィンセント(若い野心家、背は低いが抜群の腕っぷし、<ケアード号>メンバー)
・機関員:アーネスト・ホルネス
・機関員:ウィシアム・スティーヴンソン
・密航者/調理手伝い:パース・ブラックボロ(18才、立派な体格、黒い髪、ウェールズ人、控えめ、頭の回転が速く、皆から好かれた明るい働き者)<br />・69頭のハスキー犬(シェークスピア、ボウスン、グラス、シリウス、ブリストル、ソングスター、ネルソン)
経過
- 1914年8月1日:<エンデュアランス号>、ロンドン港を出港
- 12月5日:<エンデュアランス号>、サウスジョージア島グリトヴィケン捕鯨基地を出港
1915年1月18日:ヴァーゼル湾上陸を目指す<エンデュアランス号>、ウェッデル海の奥で海氷に閉じこめられ、海氷と共に漂流。
5月初旬:極夜に入る。
6月22日:冬至
7月26日:79日ぶりに極夜が終わる。
10月27日:<エンデュアランス号>の破壊が進み、放棄して大きな氷盤上のオーシャン・キャンプに移動。
12月23日:オーシャン・キャンプを放棄、犬ゾリで出発。
12月30日:氷盤上にマーク・タイム・キャンプを設営
1916年1月14日:氷盤上にペイシャンス・キャンプを設営。 - 4月9日:ペイシャンス・キャンプを放棄、捕鯨ボート<ジェイムズ・ケアード号>、一番カッターボート<ダッドリー・ドッカー号>、二番カッターボート<スタンコーム-ウィルズ号>で出発。
4月15日:3隻がエレファント島に上陸。
4月24日:<ケアード号>、6人を乗せてエレファント島を出発。22人が島に残る。
5月8日:<ケアード号>、サウスジョージア島を発見
5月10日:<ケアード号>、サウスジョージア島のキング・ハーコン湾に上陸
5月19日:シャクルトン、ワースリー、クリーンの3人がペゴティ・キャンプを出発、フスヴィック港を目指して出発
5月20日:ストロームネス捕鯨基地に到着
5月23日:救出隊<サザン・スカイ号>、サウスジョージア島を出発。3日後に流氷帯に遭遇、一週間も経たない内に撤退。
10日後、ウルグアイ政府の小型測量船<インスティチュート・デ・ペスカ号>が救出に出発するが、6日間で帰港。
その後、木製スクーナー船<エマ号>、三週間近く頑張ったが帰港。
8月25日:チリ政府の遠洋鋼製曳船<イエルコ号>が救出のため出港
8月30日:<イエルコ号>、エレファント島のキャンプ発見。22人全員を救助。
=>南極探検家・シャクルトンについて
=>Sir Ernest Shackleton
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