2016年1月3日日曜日

新海底軍艦~ 滅亡へのゼロアワー/新海底軍艦~メモリー・オブ・オーシャン 岸間信明

スニーカー文庫 東宝,ノヴェライズ、東宝 1995年

 満州事変の前年、1932年、ホウテン北方に落下した巨大円柱で<海底軍艦>(初代)が建造された。終戦直前、日本軍は<海底軍艦>を投入しようとするが、その時、地球内部の人類「地空人(地空レムリア人)」の女性アーネットが現れ、巨大円柱は人類がそれを平和に使うか戦争に使うかを試すためのものであることを伝える。出撃した<海底軍艦>は米海底軍艦<リバティー>に遭遇。<海底軍艦>は167名の乗組員とともに<リバティー>と差し違え、海の藻屑となった。

 その50年後、新海底軍艦<ラ號>が小笠原菅原海洋開発基地で建造される。地空人は吊り鐘要塞を世界各地に出現させて破壊を始める。また太平洋の海中に潜む移動基地からの指令で巨大円柱を地球周回軌道上で接続し始める。この「メガリング」が完成すると、高周波によって地上は焼き尽くされる。それを阻止するために<ラ號>は・・・。

 <ラ號>は零式重力炉を動力源とし、水中速力80ノット、主砲(プラズマ弾ほか)、アンチ魚雷、百式魚雷、磁気シールドなどを装備、マグマの高温にも耐え、完全防御形態では艦橋や主砲などが艦内に格納される。どういうわけか、登場する艦船はすべてリベット工法になっている。
(横浜研開架)

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