2019年7月7日日曜日

ロード・オブ・モンスターズ

(原題:Monster Island)
https://www.banger.jp/movie/13051/

2万年前のモトゥ・タニワでは怪獣が戦いを繰り広げていた。

現在、億万長者ロジャー・フォードが率いるベンシック社は、10億ドルを掛けて開発した500トンの深海掘削ロボット〈ベンシック・ディガー〉を衛星経由の遠隔操縦(1分の遅れ)でニュージーランド北方のケルマディック海溝を調査していた。マダガスカルでマグマの流出による亜音速振動が観測されたが、それと似た現象が同海域で観測されたからだ。
水深1600mで噴気孔と噴火堆積物を発見。さらにその先ですごい量の多金属団塊を発見。サンプル回収した直後、巨大な触手に襲われて通信途絶。

ベンシック社は〈ベンシック・ディガー〉を回収するため、潜水艇母船〈ベンシック・エクスプロラー号〉を派遣。それには採掘許可申請している国際海底機構ISAの監視員の随行が条件だった。監視員サラ・マーレイは地質神話学の学位を持っていた。

現場海域の音響データではカルデラが大規模な陥没と侵食を受けていて火山の三分の一が削り取られていた。母船から発進した潜水艇は水深3400mで海底に到着するが、ディガーの残骸は見つからず、あるはずの多金属団塊もなくなっていた。そこで6本の触手を持ち、全身がウロコで覆われた巨大生物に遭遇する。マグマをエネルギー源とし、マグマの血が流れている。触手をふるうと40m級の波が発生。

空中・海中両用のドローンROVにより触手の間には巨大な口があることが判明。歯は非晶質金属又は金属ガラス。25万トンの巨体を維持できるエネルギー源としてニージーランド北部のオークランドの先のタウポ火山帯が予想された。流紋岩室火山で7万年前に超巨大噴火を引き起こしている。

この巨大生物は古代の怪獣テング(破壊者の意味)で、ロジャーらは口の中でドローンが積んだ爆薬を爆破することに成功し、テングは横転するが、全身から無数の卵を発射。卵からは有翼で火を噴く怪獣が生まれる。

テングを倒すには天敵の怪獣キラー”生きた山”を眠りから起こすしかない。

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