2015年12月2日水曜日

海の指(霧界) 飛浩隆

2014/10/14

http://www.moae.jp/comic/uminoyubi/1
本作品は木城ゆきと『霧界』として漫画化され、2014年10月28日(火)発売の「イブニング」22号にて掲載された。
世界が【灰洋/うみ】に支配され、21世紀の中ほどまであった世界はそっくり消え、人類は1千万人くらいは生き残っている。
灰洋は水ではなくそれに触れた物質は一瞬で極微に分解され流体の一部となってしまう。灰洋は極地から赤道まで地球全域を覆っているらしい。海洋の100パーセントと陸地の99パーセントは、灰洋と化した。
舞台は〈霧〉によって灰洋の侵食を免れている陸地の一つである【泡洲/あわず】。灰洋には地球が可逆的に符号化・圧縮されており、音響工作によって遺物を引き出すことによって人々は生活している。
いくども〈海の指〉が町を襲い、異国の巨大建築が〈海の指〉によって灰洋の底から【陸地/おか】に大量に押し出される。

0 件のコメント:

コメントを投稿