2016年1月3日日曜日

進化の設計者 林譲治

ハヤカワSFシリーズ Jコレクション 2007年

2008年ベスト地球・海洋SF新作部門国内小説最優秀作品。
 2036年。連結階層シミュレータによる台風の高精度な進路予測が大きく外れ、その原因としてプランクトン「ネオカラヌス」の進化が浮かび上がる。

 一方、スマトラ島付近ではメタンハイドレートをプラスチック素材化する対規模プロジェクトが、全長2キロのメガシップ《ムルデカ》を拠点として進められている。その付近の大陸棚、氷期に大陸スンダランドだった場所で古代原人の発掘作業中に謎の死亡事故が発生。それには人間の進化は知的存在によって設計されたとするインテリジェント・デザイン説を信奉する集団“ユーレカ”が・・・

(部内留保)

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