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2016年2月28日日曜日

アビス オースン・スコット・カード

1989 ●実写 小説版はオースン・スコット・カード,角川文庫 

「ターミネーター」,「エイリアン2」,「タイタニック」のキャメロン監督による作品。
さらに,「エンダーのゲーム」と「死者の代弁者」で2年連続ネビュラ/ヒューゴ賞ダブル・クラウンに輝くオースン・スコット・カードによる小説版も、単なるノベライズではなく本格的なものであり、心理描写などなかなか読みごたえあり。

 石油掘削リグでは将来の究極と想像される海底着底型が登場。また,ヘリウムや水素を使う飽和潜水技術のさらに先を行く液体呼吸技術も登場する。
カリブ海の水深1700フィート(約520m)の海底で、ベンシック石油の海中掘削プラットフォーム<ディープ・コアII>が世界初の深海操業試験を実施している。

 そこから22マイル離れたケイマン海溝(1万8000フィート,約5500m)の縁、水深2100フィート(約640m)の海底に原潜<モン タナ>が沈没。<ディープ・コアII>は試掘井戸を閉じて現場海域に移動し、そこで海空陸特殊工作部隊SEALチームに協力することとなる・・・。

2015年12月18日金曜日

ゼノサイド オースン・スコット・カード

ハヤカワ文庫SF 1991年

 「エンダーのゲーム」と「死者の代弁者」は、ヒューゴ賞・ネビュラ賞のダブル・クラウンを2年連続で獲得したという金字塔的作品。その第3作が本作品。
 「エンダーのゲーム」は、昆虫のような姿をした異星人バガーと生死をかけた闘いの中で、戦闘ゲームに天才的な能力を発揮する少年エンダー(アンドルー・ウィッギン)の活躍と苦しみを描く。「死者の代弁者」は、バガーとの戦役のあと、植民星ルジタニアで知的生物ピギーが発見され、その驚くべき秘密が解き明かされるまでを描く。「ゼノサイド」は、人類にとって致命的なデスコラーダ・ウイルスが解き明かされるまでを描く。
 本書でラブロックの「デイジーワールド」が紹介されており、非常に多様性の乏しいルジタニア生態系において、ピギーの特異な生涯サイクルが惑星環境調節機能を果たしているという謎が、本ストーリーの核心部分になっている。
追加項目: