ラベル エネルギー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル エネルギー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年4月2日月曜日

怒れる深海底 斉藤英一朗

ソノラマ文庫 1983/01
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4257762357/

日本政府は5年前に原子力発電所を永久廃棄することを決定。

・西太平洋、東経150度北緯32度の海面下4,380mにある海底無人発電所:マントル対流に乗って動く海洋プレートの運動エネルギーを発電に利用する。海底下7,000mの深さに打ち込まれた新型エネルギー転換装置の末端器/圧力発電結晶をモホロビチッチ不連続面に広範囲に挿入し、マントル対流の圧力、摩擦力、マントルの高温を直接電気として取り出す。
・海上の中継センター”アンドロメダ”:専用静止衛星”ふじ”経由で青ヶ島中継所にマイクロ波送電。12本の浮力柱の上にデッキ。
・青ヶ島中継所:伊豆七島の南端
・深海潜水艇”ポセイドン三世号”:48.2トン、海底発電所の設置手段であり、海底発電所と”アンドロメダ”の往復手段。小型原子炉でメインバラストタンク内の熱膨張樹脂を膨張させて浮力を増大させる。

水城一也博士:海底発電所の発明者
三木本和美:”ポセイドン三世号”パイロット、特殊車両操縦者
山岡修蔵:海上の中継センター所長/博士、海底発電所の共同発明者
アマリア・リード博士:水城の恋人。マイクロ波送電システムの設計者。

植田慎二郎博士:T大地球物理学教授。プレート発電所に反対

深海潜水艇”アルビン”
 ハリー・ブレスト
 ジョージ・加藤
 ブラウン

2016年11月30日水曜日

ゼロの激震, 安生正

宝島社 2016/4/22

発端は東京湾浦安沖でのマントル層まで達する深さ50kmの深層掘削による地熱発電計画。ドリリングではなく、地下トンネルを掘るシールドマシン『ガイア』で鉛直方向に掘削する直径200mの立坑掘削。600度の高温に耐えられる。
掘削開始から9年後に、2000万キロワットの東京湾第一発電所バベルシステムの稼働が開始される。

この立坑掘削中に発見された関東フラグメントは多孔質な破砕帯である。そこに石炭ガス化複合発電である京葉第三火力発電所から排出される二酸化炭素を貯留する計画が密かに進められていた・・・。

書評
http://ameblo.jp/sp1023/entry-12159916064.html

2016年5月7日土曜日

マグマ 真山仁

初出2005、朝日文庫2008、角川文庫Kindle版2012
http://www.amazon.co.jp/dp/B009GPM8DC/

相次ぐ国内の原発でのトラブル隠しと、成長著しいアジア諸国での原発建設ラッシュを牽制するため、先進国エネルギー問題会議で「五年以内を目処に日本の原発の閉鎖」を勧告される。そんななかで、それまで見捨てられていた地熱発電に政財界のさまざまな思惑がひしめくなか、民事再生中の地熱開発会社を巡る話。
...
初出の2005年は、ありえないと思われた国内原発の全停止という設定が、福島原発以降に現実のものとなってしまって、この作品の意味合いがまったく変わってしまった。

地熱開発会社の再生を担当するヒロイン31歳がなかなか魅力的。外資系投資ファンドの日本支店でシニア・アナリシストとして企業の買収と再生を担当している。目を見張る美貌の持ち主ながら、実力のみでで評価されたいというコンプレックスを持つ。

御嶽山噴火のこともあって、調べてみると、やはりマグマ溜まりと地下水の存在が必要でいかにも適地が限定されかつ不安定っぽいのだが、それに依存しない高温岩体発電というものがある(電中研報告書)
http://www.denken.or.jp/research/review/No49/index.html
水圧破砕によって貯留層を安定的に維持することがまだまだ難しそうな感じ。

2016年5月6日金曜日

War-Gods Of The Deep 

1965年

 半魚人と海底都市(海底火山のエネルギーを利用)が登場するらしい。
=>SFシネ・クラシックス(エロの冒険者さんの素敵なあなたより)

2016年5月3日火曜日

タイムスケープ グレゴリー・ベンフォード

1980年 ハヤカワ文庫SF

 ネビュラ賞受賞。1998年、環境汚染とエネルギー危機が進行する地球。アマゾン流域で殺虫剤に使われた塩素化炭化水素「マノドリン」が珪藻の変異種を生じさせ、大西洋ブラジル沖合に100km以上に広がる大規模な赤潮(ブルーム)が発生、爆発的な勢いで増殖を続ける。それらは、海中の酸素を食い尽くすだけでなく、塩素化ベンゼン、ポリ塩化ビフェニルなどの極めて毒性の強い副生成物を作り出し、さらには他の生物の外被を剥がしてその分子を変化させるニューロジャケット効果(ウイルス・インプリンティング)によって、海洋生物を死滅させていく。

 ついには、海上に異様に黄色い雲を作り出し、航空機の乗員・乗客や陸上の農産物にも被害を与え始める。科学者たちはタキオンを使って1962年に警告を送ろうとする・・・。

 2度訪れたことのあるスクリプス海洋研究所の近くのラホイヤの町の雰囲気が懐かしい。このほか、直径500m、全長345mのタービン400基をマイアミ沖の海面下25m、4ノットの海流中に設置して40ギガワットの電力を供給する「コリオリ計画」構想が登場する。

2016年5月2日月曜日

大漂流 田中光二

怒りの大洋三部作の第三部。1984年

第二部の沖勇魚と鳴海志保の息子の沖洋人(ひろと)が主人公。

 1995年、ODOPO(汎太平洋海洋開発機構)が設立され、海洋牧場、海底鉱山開発計画、海洋エネルギー開発計画などが進められている。2015年よりODOPO海中植民計画センターの沖勇魚所長の指揮により、三宅島沖、宇和島沖、石垣島沖で海底植民計画が開始されている。

 2001年より、ユダヤ系財閥グループが、"ネオ・エクソダス計画"として、<ポセイドニア>と<トリトニア>というエネルギー自給型・漂流型の洋上居住システムの開発に着手。その20年後にはそれぞれ人口5万人を擁するに至っている。それを爆破しようとするテロリスト集団の陰謀を阻止するため、 ODOPO国際管理局UWRT(水中救助部隊)に所属する沖洋人たちが<ポセイドニア>に派遣される・・・。

2016年5月1日日曜日

海底基地SOS 高橋泰邦

朝日ソノラマ 1977年

 作者はホーンブロワー・シリーズの翻訳者で有名。21世紀。赤道を越えた水深200m近くにある海底基地(正式名称は「世界連邦海洋開発機構UES16072」)が舞台。主人公は少年、夏江ジュンと少女、上島ナミの2人。潜水貨物船船長が氷漬けの漂流船を目撃するがすぐに消えてしまって誰からも信じてもらえない。

 その後、海底基地に所属する潜水母船と2隻の潜水巡視船がなんの痕跡も残さず消息を絶つ。さらに、海底基地が放牧している鯨が失踪の後、冷凍状態で発見された。この3つの事件の背景には思いもよらないことが・・・。地球人類の運命がジュンとナミの肩に・・・。

 海底基地はブドウの房のような形。音波のサクで囲われた広大な海域で鯨を放牧している。それを管理するため、2隻の潜水母船(それぞれ乗組員34人)と 25隻の潜水巡視艇(2人乗り)が所属している。周りに養殖プラントや発電プラントほかいろんなプラントが散在している。

 10才で地上から海底基地に移り住んできたジュンは好奇心の旺盛なところと臆病なところの混在した発展途上の少年。ナミは別の海底基地生まれだが、紫外線不足で右膝が曲がらない障害を持つが、それをジュンに見られたくなくて意地を張っている。この2人の関係の伸展も見逃せない。

 本作品はジュヴィナイルものではあるが、潜水艇の視野の制約をちゃんと踏まえているとか、着底すると堆積物が舞い上がって、それが流れ去るまで待つとか、窒素酔いの症状など、これまでの海洋SFでもあまり書かれていないリアルな内容。

深淵:"The Deeps" キース・ロバーツ

別冊奇想天外No.4「SFの評論大全集」

 人口爆発によって人類の居住する都市が海底にまで広がった時代。世界で何百もの海底都市の一つ、「オーシャンヴィル」(第80居住地)が舞台。陸から移り住んだメアリ・フランクリンとジャック・フランクリンの夫婦、その間に生まれた娘ジェン(ジェニファ)と赤ん坊のデイヴィッドの一家。町の向こう側のベルモント家のダンス・パーティーに行ったジェンは夜の10時を過ぎても帰ってこない。陸上への郷愁、海中に適応していく子供たちへの不安を感じるメアリは、ジェンを探しに町に泳ぎ出る・・・。

 一家が住む海中バンガロー内からの海中の景色、空調や冷蔵庫の音、メーター類、海中にたたずむ街灯、墓場、公会堂、映画館、ショーウィンド、蒸留所(真水工場)、空気工場、ゴミ処分、潮汐力発電所など、さりげなくリアルに描いている。人々は、背負うラングの自己補償機能と信号をやりとりするための接点を喉元や背中に接点を埋め込んでいて、窒素中毒や酸素中毒を起こさないようになっている。

9S ナイン・エス 葉山透

電撃文庫 2003年
本編11巻とサイドストーリー?2編が出版。
第1巻(スフィアラボ編)がカクヨムで読める。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889032048

 行方不明のマッドサイエンティスト峰島勇次郎が残した遺産のひとつ、循環環境実験施設〈スフィアラボ〉が何者かにハイジャックされた。

〈スフィアラボ〉は特殊ガラスでできた直径525mの球で、太平洋上に浮かぶ。太陽光と海流エネルギーを利用した完全閉鎖型での自然環境の循環を再現した研究所。セントラルスフィア内に設置されているスーパーコンピュータLAFIファーストが管理する。〈スフィアラボ〉の1/6は酸素供給のための密林(プラントセクター。超小型ロボット”ミツバチ”が管理)が占める。
 研究員573人、警備員150人、その他スタッフや家族が320人、計1043人がライブセクターに居住する。
〈スフィアラボ〉には大きな板状の浮体(ヘリポートと小さな港)が隣接している。

ADEM(Administrative Division of the Estate of Mineshima)の施設の一つNCT(Non-Cognizable Technology)研究所の地下1200mに峰島勇次郎の一人娘、由宇17歳が10年前から拘束されていた。NCT研究所にはLAFIセカンドが置かれている。

2016年4月30日土曜日

Blind Waves Steven Gould

Tom Doherty Associates Book

未翻訳。
南極での火山噴火によりRonne-Filchner氷床が崩壊して海面が30m上昇した世界。トリマラン<Terminal Lorraine>と潜水艇<SubLorraine>を使って水没した都市からのサルベージ業を営むパトリシアらは、発見した貨物船で大勢の人々が船内に繋がれているのを発見、政府機関によって沈められた証拠を見付ける・・・。

 ロック・イン・ロック・アウト潜水艇、海面効果飛行機(SEA;Surface Effect Airplane)、海洋温度差発電OTECで汲み上げた深層水を使った海洋牧場、6角形の浮体を結合して出来た浮体都市などが登場する。

万物理論 グレッグ・イーガン

2004 創元SF文庫

 2055年の世界。2020年代末に標準統一理論SUFTが完成している。2036年に工学産藻類と日光で炭化水素を採掘の1/10 のコストで造れるようになっている。樹木も潅木も耐渇水性、耐火性で少量の発電を行っている。農産物のほとんどがバイオ企業の特許で占められ、死後復活さえ可能となっている。人間の性は男性、女性、転男性、転女性、汎性、強化男性、強化女性、微化男性、微化女性に分化している。

 SUFTに先立つもっと単純な理論、万物理論TOEについて、ヴァイオレット・モサラ27才、ヘンリー・バッゾ83才、ヤスオ・ニシデ

 人工の島<ステートレス>は南太平洋の中央、南緯32度の公海上、無名の平頭海山に固着していた。温室効果難民をどの国よりも大量に受け入れていたにもかかわらず、オーストラリア、日本、中国、韓国などと対立している。青白い6本足のヒトデのような形。百万人が住んでいる。フィジーとサモアでも膨大な特許料などを払って自前の島を育て始めている。

 2025年、カリフォルニアのバイテク企業《エンジニュイティ》の社員6人が失踪。2032年に播種され、成長して居住可能となるまで10年近くかかる。親石性バクテリアが水と二酸化炭素を吸収して、炭水化物と酸素を作る。このバクテリアはデオキシリボースのような"脱酸素"炭水化物を作り出し、吸収した二酸化炭素よりも多くの酸素を放出するので、差し引き浮力を増加させる。島の下面は絶え間なく侵食されているが、工学的珪藻類がその修復装置となっている。

 主人公アンドルー・ワースは科学ジャーナリスト、恋人ジーナは風力発電研究所で2百メガワット発電《ビッグ・ハロルド》の研究をしている。

《文化第一主義》、《神秘主義復興運動》:ウェラー、《わきまえろ科学!》:ジャネット・ウォルシュという3大カルト、《人間宇宙論者》(Anthrocosmologist、通称AC)、《エデン主義》(地球/ガイアの与えてくれた"自然のままの"ユートピアが存在し、われわれはみなそこへ還るべきと主張)、《分子生物学者に社会的責任を果たさせる会》MBSR、《汎アフリカ文化防衛戦線》PADF、"テクノ解放主義"(テクノリベラシオン)

《シーネット》社(Sceince Education Entertainment Network)、《テクノラリア》(TL)、《プラネット・ニュース》(通称プラネット・ノイズ)、《アトランティカ》(大学生パートが作っているハイカルチャー・ネットジン)、《プロテウス・インフォメーション》、《緑の知恵(グリン・ヴァイスハイト)》(《神秘主義復興運動》)、《デルフォイ・バイオシステム》社

「自分と周囲のあらゆる人に作用しているその生物学的な力を理解している人々は、少なくとも、望むものを最小限の闘争で手に入れるために知的戦略を用いることが可能だから・・・・・過去の政治哲学者のだれかが唱えていた単なる理想主義的神話や願望的思考に足をとられたりせずに」/「情報の行きわたった無政府状態」

氷の帝国 リチャード・モラン

1994年 扶桑社ミステリー

 2000年、北大西洋の中央海嶺での大規模な海底火山活動による海嶺の隆起によって、メキシコ湾流が変化し、欧州が寒冷化、さらに大噴火による噴煙によって寒冷化が劇化する。閉鎖生態系のバイオスフィアと地熱エネルギー利用。探索船<アビス>と潜水艇<イエローストーン>も登場。

 主人公のベンジャミン・フランクリン・ミードは天才的な地球物理学者で世界最大の地熱開発会社の社長でアル中暦と離婚暦と癇癪癖を持つ。ヒロインのマージャリー・グリンは分子生物学者で英国生存圏の建設責任者。この2人の人物がなかなか魅力的。

2016年4月28日木曜日

知られざる宇宙-海の中のタイムトラベル 

原著2006、大月書店2007.8.24

ビッグバン、大陸、DNA、ユーバクテリア/アーキア、光合成、ユーカリオート、多細胞生物、性、雪玉地球説、ヴェンド生物群、エディアカラ、カンブリア、ガンマ線バースト、カイロウドウケツ、サメ、絶滅、恐竜、クジラ、メガロドン、月のない地球、ソロン、メガ津波、コンベアベルト、バクテリア、プランクトン、サンゴ礁、クジラの飲み込みグルプ、クジラと人間、サメ/フカヒレ、深海の発光生物、化学合成生態系、海洋生物センサス、知的生物、未知動物、海上輸送、海洋バイオ、海洋エネルギー、ディープ・フライト、AUV、動く人工島、エウロパ、海洋生態系

2016年4月25日月曜日

深海からの叫び 

携帯au用、海洋ホラーアクションアドベンチャー 2005年

深海に眠る新たなエネルギー資源を求め深海探査艇「北斗」は、大西洋のある海域の海底を調査し 海底遺跡を発見する。
http://www.rideongames.com/shinkai.html

2016年1月12日火曜日

海魔の深淵 デヴィッド・メイス

1984

 近未来。超大国が始めた65日戦争が終わって1年10ヶ月。核の欧州でアメリカとロシアが地図から姿を消しヨーロッパも壊滅。疲弊しきった北大西洋連合軍とアルゼンチンやチリや第三世界が大陸棚資源や海底鉱脈を巡って断続的な戦いが行われており、南極の大陸棚の油田が炎上している。

  アメリカが南極大陸周辺の深海底に設置した6つの究極の自動戦闘要塞群のうち2つまでは機能解除されたが、3つ目の<クラック-1>は目覚めてしまい、機能解除に失敗。攻撃艦2隻、潜水巡航艇1隻、ロボット潜水艇1基、攻撃機6機が失われ、巡洋艦1隻が航行不能状態、440人の命が奪われた。要塞が目覚めた原因は軌道上に放置されていた軍事衛星の気まぐれな核ミサイル発射によるとされた。もし再び機能解除に失敗すれば、,ほかの3つの要塞も連鎖反応で全面核攻撃が始まりかねない。

 技術屋出身で米国民間人のバーバラ・カストナーが要塞攻略作戦監督官に祭り上げられ、最新鋭の小型のサイボーグ潜水艇<デーモン-4>に最後の望みが託される。<デーモン-4>の司令ユニットに組み込まれた人の生体脳は不必要な部分が取り除かれ、元の人格は完全に消されるか抑圧されているはずだった。マニピュレータ操作員としてサイモン・カムフィールドが搭乗し、最初のミッションに成功するが、なぜか精神的ショックによって再搭乗不能となる。そこで民間人のマギー・ブレインが搭乗することになるが・・・。

海神惑星 石原藤夫

 SFマガジン 1979年2月号
<<惑星開発コンサルタント社>>のヒノとシオダのコンビによる惑星シリーズのひとつ。
とあるレジャー会社が太平洋赤道近くに海洋ドリームランドを建設しようとしているが,無人潜水艇が巨大な水柱に巻き込まれて空中に跳ね上げられる事件が続発。ヒノとシオダはホバークラフト/潜水艇<トリトーン号>(潜航深度1万m,2人乗り)で調査に向かう。そこではマッド・サイエンティスト海柱魔人の海中研究所があった・・・。

  大阪湾海上都市は廃墟になっている。玉野栽培漁業レジャー・センターでは海底田(お米の海底栽培)が保存されており,海底数百mで生育した米が浮上するとラグビー大に膨らむ。クジラの遊泳で回転するシャフトで発電するクジラ発電所もある。どういうわけか戦艦ヤマト,ネッシー,ネモ船長のノーチラス号がちらっと登場。

2016年1月6日水曜日

クライシス2050 ジョー・ギャノン&テッド・サラフィアン

日米映画、ノベライズ版:ジョー・ギャノン、テッド・サラフィアン、集英社文庫 1990年

 えっ、チャールトン・ヘストン出演?。2049年、潮流発電やソーラー・システムの成功により、地球温暖化による平均気温の上昇は2度Cにくい止められた。宇宙ステーションでは新素材や医薬品の研究が進められ、食糧危機は乗り越えられた。

 ところが2050年、太陽が膨張を始め、地球は磁気と放射線の嵐に見舞われる。巨大黒点の出現で竜巻の頻発、富士山やキラウエア火山など火山噴火の群発、南極で気温20度Cまで昇温。
 太陽は地球表面と同程度の1~2ガウスの弱い磁場のほか、黒点周辺に2000~4000ガウスの強い磁場が存在。輻射層から対流層、彩層まで合計60万キロ近い距離を20万~30万ガウスの巨大磁束管が貫くことによって、コアの異変が光球面に直結しているのだ。

 アステロイド・ベルトにある宇宙工場<ニュートリニティー>で建造された半物質爆弾<フレディー>を宇宙船<ヘリオス>で運び、プローブ・シップ<ラー号>で太陽黒点の一つからコアに到達させ、水素の循環を阻害している巨大磁束管の巣を破壊し、太陽を正常化しようとする。一方、食糧難を利用して急成長したアイエクセル社は・・・。

2016年1月4日月曜日

地球は壊滅する アンドリュー・マートン監督

アンドリュー・マートン監督、英映画 1965年

 地球のマグマを核爆弾で掘り出して、そのエネルギーを利用しようとする計画が裏目に出て大地震が発生。地球に割れ目が生じ、どんどん広がっていく。それを防ぐためには水爆を使用するしかない・・・。1)
「地球爆発の一大圧巻!!!, 地学界の科学陣を総動員して、驚異の特殊撮影で、見事に描く, 地下深度2900km!10メガトンの恐るべき地球体内の大爆発」

=>generalworks

2016年1月3日日曜日

タイガーシャーク 

Play Station 1997年

 2060年、日本はエネルギー対策として、日本周辺の海底断層沿いにジオサーマル・タップ(地熱発電装置)を設置。ところが、巨大地震が相次ぎ、日本列島のほとんどが水没する・・・。
 重装甲攻撃用水中翼潜水艦(サブフォイル)<タイガーシャーク>が登場。

(部内留保)

輝くもの アーサー C. クラーク

1964年 『太陽からの風』に収録

 スリランカ(セイロン島)東岸の良港トリンコマリーに熱水発電設備が建設されたが、発電所開設式の3週間前に発電停止の事故が起こる。水深3000フィートのトリンコ海淵に民間深海作業会社の作業用ミニ潜水艇<ロブスター>が潜ると、そこに据え付けられたグリッド電極はめちゃめちゃに叩き潰されていた。

 回収した電極を調べたところ熱電素子の一部が何者かに奪い去られていた。それを捜索するために再度潜航した<ロブスター>は、そこで長さ20フィートの発光するイカ2匹が、発光によって体表に図形を浮かび上がらせて会話していることを発見した。そこにはとてつもなく大きいイカが表示された・・・。

 揚水して低圧蒸気機関で発電する海洋温度差発電OTECとは異なり、これは<熱電>効果によるもの。地上側には濃い塩水の浅い池で底を黒くしているソーラーポンド(華氏200度まで温度が上昇する)を置いている。

(横浜研開架)