2016年5月2日月曜日

大漂流 田中光二

怒りの大洋三部作の第三部。1984年

第二部の沖勇魚と鳴海志保の息子の沖洋人(ひろと)が主人公。

 1995年、ODOPO(汎太平洋海洋開発機構)が設立され、海洋牧場、海底鉱山開発計画、海洋エネルギー開発計画などが進められている。2015年よりODOPO海中植民計画センターの沖勇魚所長の指揮により、三宅島沖、宇和島沖、石垣島沖で海底植民計画が開始されている。

 2001年より、ユダヤ系財閥グループが、"ネオ・エクソダス計画"として、<ポセイドニア>と<トリトニア>というエネルギー自給型・漂流型の洋上居住システムの開発に着手。その20年後にはそれぞれ人口5万人を擁するに至っている。それを爆破しようとするテロリスト集団の陰謀を阻止するため、 ODOPO国際管理局UWRT(水中救助部隊)に所属する沖洋人たちが<ポセイドニア>に派遣される・・・。

 <ポセイドニア>は、長さ5km、長さ10km、厚さ30mの亀甲型をしていて、太陽熱発電所ユニットを曳航している。

 円盤型潜水艇<アージロネット>(直径20m近く、潜航深度500m、燃料電池、巡航速度10ノット、ロックイン・ロックアウト付き、ハイドロジェット推進)、亜深海潜水艇<バラクーダ>、<ブラック・マリーン>、<ブルーシャーク>(速力20ノット以上、潜航深度2000m、ロックイン・ロックアウト)、人口エラを身体に埋め込んだダイバーが登場。

本部内もハードカバー1冊あり

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