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2016年5月5日木曜日

ゴジラ 東宝

「ゴジラ対メガロ」(1973,東宝映画)
 ゴジラ・シリーズ第13作。シートピア海底王国は人間の行った核実験の報復に、メガロとガイガンを地上に送る・・・。

「ゴジラ2000~ミレニアム~ GODZILLA2000」(1999,大河原孝夫監督,東宝映画)
 村田雄浩、阿部 寛、西田尚美、佐野史郎出演。危機管理情報局(CCI)はゴジラの出現をいち早く予測するため、海洋科学技術センターの深海潜水調査船「しんかい6500」、調査母船「かいれい」で日本海溝にGセンサーを設置した。 しかしそこで発見されたのは・・・。
 発見された謎の物体を引き揚げるため「かいれい」型が5隻ぐらい登場する。

「ゴジラ モスラ キングギドラ-大怪獣総攻撃」(2001,金子修介監督,東宝映画)
 クライマックスで無謀にも特殊潜航艇<さつま>(全長6m。基準排水量880トン、水上12ノット、水中20ノット、乗員2、Mk17魚雷搭載、D-03(削岩弾)に装備変更も可能)がゴジラと対決する。

2016年5月4日水曜日

スフィア マイクル・クライトン

1998年 早川書房、上下巻

 ダスティ・ホフマンとシャロン・ストーンというハリウッドの演技派トップスターが競演するというのは、SF映画史上では画期的なことではないか。

 フィジー諸島とトンガ諸島に囲まれたラオ海盆。トランスパック・コミュニケーション社がチャーターしたケーブル敷設船<ロ-ズ・シーレディー号>が敷設中の海底電話ケーブルが切断される。米海軍<オーシャン・エクスプローラー号>が派遣され、サイドスキャン・ソーナーによって水深300mの海底に高さ 85mもの三角の尾翼状のものが発見。ROV<スコーピオン>を搭載した<ネプチューンIV号>の調査によって直径58m、長さ840mの胴体が珊瑚礁の下に存在することが判明。

 スカラブ型ROVが尾翼の一部を採取し、チタン合金とエポキシ樹脂によるハニカム構造であることが判明。同海域は300年より以前は水深が25~28mであったことから、少なくとも300年より以前に地球に到着した宇宙船であると推定された。

 未知の生命体と接触するための科学者チームが編成され、海洋調査研究船<ジョン・ホース号>から潜水艇<シャロンV号>に乗って水深340mに設置された水中居住室<DH8>に送り込まれる・・・。

 飽和潜水や、深海の浮遊生物がリアルに描かれている。

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2016年5月3日火曜日

ドス・アギラス号の冒険 椎名誠

たむらしげる 画, 偕成社 1991年

 ボクス船長と歴史学者・群島生物学者のコロンバス博士は、ドス・アギラス号(三羽の鷲の意味)で冒険の旅に出る。風を吸い込んで背後に激しく吹き出す<<オムの回転帆>>を動力とし、揺れをなくす螺旋舵、くいつきアンカーを装備し、4人の武装船員を率いている。

 目的地は南オクトパス諸島のヌル海峡に面するガブリエール島。秘境中の秘境として名高いその島の奥地に隠された翼のある卵「飛び玉」を探しに向かう。その行く手にはトパス海域の竜巻「怒れる海牛」、東ヌル海の高さ500mの隆起噴流「竜の衝立」などが立ちはだかる・・・。

 波乗り魚、あばれ手長藻、エンリケ・ベラの星まねし、舞魚、噴射イカ、ともしび貝などの海洋生物、ドリル・バード、さしわたし1800mの巨大な鳥などが登場する。

(その他の乗組員)
機関長:ドノバン
専任見張り役:ミルトソン
一等航海士兼船員コック:すり足マック
海釣り人:フック

モモ ミヒャエル・エンデ

原著1973、和訳1976、岩波少年文庫2005

 時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語。8つなのか12ぐらいなのか分からない少女が小さな円形劇場の廃墟に住み着く。その子は自分をモモと名づけている。近くの人たちが集まってきて相談し、廃墟の中に住む場所を作ってあげて、みんなで養っていくことにした。そのモモには不思議な才能があった。人の話を聞くことがとても上手だったのである・・・・。

〈その第三章「暴風雨ごっこと本物の夕立」より〉
 ファンタジー小説の、しかもごく一部なのですが,実に濃い海洋でSFな描写がありました。もしかすると、リストにあるものを見落としていたり、あるいは検討の上リストにあげられなかったものかもしれませんが、報告します。

 研究船「アルゴ号」は、南洋の「さまよえる大旋風」を調査し、安全を確保するために、特別にアラモント鋼の一枚板で作られた船である。

 乗組員は、勇気あるゴルドン船長、経験豊かなドン・メルー一等航海士、アイゼンシュタイン教授と,超記憶力を持った二人の助手マウリンとサラ。教授だけが理解するフーラ語を話す現地の娘モモザン。世界的にも名の通ったスポーツダイバーの女性三名(うち一人はザンドラ)。百人のカエル部隊を率いるフランコ隊長(通称イルカ)など。

 一行は、生物を異常成長させる海域で、直径20mものガラスの島、実は巨大なオバケクラゲ(ヒトクイオタフク・ビストロツィナリス、オオグライ・タペトツィフェラ又はオバケアシ・チューチューネンシスの一変種のいずれかは定かでなし)の危機を突破し、〈さまよえる大旋風〉に接近していく。

 落雷につぐ落雷! 荒れくるう風雨! 山なす大波と白くあわだつ水しぶき! アルゴ号は,エンジンというエンジンをフル回転させて、ついに到達した台風の目には,巨大な「シュム=シュム・グミラスティクム(通常は,トマトソースやみどり色のインクの中に見つかる微生物)」がいた。この巨大微生物が、台風を作り出していたのだ。

 一行は、苦難の末、巨大微生物を倒し、海に平安をもたらしたのだが、ただ一人教授だけは、この貴重な生物を失ったことを、残念に思うのだった。
 ・・・って、子どもたちが夕立の間に行ったゴッコ遊びなのですが、エンデ、ここまで作りこみますか!(by 細江ひろみさん)

怒りの大洋(わだつみ) 田中光二

1978双葉社、1980角川文庫

怒りの大洋三部作の第一部。

 世界の沿岸で遊泳者を魚群が襲う事件、魚群の異常な行動による漁船の転覆事故が続発する。貨物船<ぱしふいっく丸>、鉱石運搬船<テキサス・ローズ>が巨大な何物かに襲われ沈没し、キー・ウェスト沖の水深80mの海中研究基地<インナースペース1>が壊滅する。CONSE(新しい社会の敵に対処する機関)のシートピア研究所(根岸研究所)が調査に乗り出す。海上自衛隊の観測船<あかし>が日本海溝に異常な動きをするDSL(深海散乱層)を発見し、亜深海潜水調査艇(メゾスカーフ)<おおしお>による探索が始まる・・・。

 なんと、あの懐かしい米国ジェネラル・エレクトリック社製(レイノルズ社製の間違い?)<アルミノート>(⇒アルミノートの記事参照)の改良版との設定。全長30m、乗員8名、最大水中速度5ノット、アルミニウム=モリブデン鋼、最大潜航深度7000m、48時間単独可能なバッテリー、生物探査用レーザー・ホログラフィ装置を装備。支援母船<瑞洋丸>に曳航される。


青い世界の怪物 マレイ・ラインスター

早川書房

 漁船相手の電子機器、水中音響機器などを扱うジメネズ商会の電子技術者テリー・ホルトは、船舶の遭難、大量漁獲された魚から見付かった人工物、隕石の相次ぐ落下など、ルソン海溝で起きる数々の謎の事件に巻き込まれる。海洋調査船<エスペランド号>は彼の水中音響兵器を使って巨大イカと戦ううちに、もっと驚愕する事実に遭遇する・・・。

 海底地形をマッピング可能な音響測深器、深海から上昇して巨大化する気泡で洋上の船舶の浮力を失わせる武器のアイデアが登場する。

2016年5月2日月曜日

深海のYrr :THE SWARM フランク・シェッツィング

ハヤカワ文庫NV,2008 姓のaはウムラウト
 
先月ドイツを訪問した際に、ブレーメン大学でお会いしたBohrmann教授から日本人(メタンハイドレートの松本良教授、AUVの浦環教授)も登場して面白いからと1冊のペーパーバック(881ページ!)をいただきました。今日、やっと読み終わり、西村さんの要請もあり、ごく簡単に紹介します。

 邦訳はまだなさそうです。ドイツではベストセラーで国際的に200万部以上売れたと表紙にあります。
 読後の感想は、まずたいへんに面白く読み始めたら止められない。副題が「深部(海)の小説」で、たいへんにスケールの大きな,海洋地球生物SFです。
 科学的にいいかげんなところがなく(現在の知見をフルに動員しているようである)、Bohrmannほかも実名で登場し活躍する内容です。

 どういう話かは、言えません。言えませんが、海洋の生物、環境が異常を来し始めて、人間社会に影響をもたらし始めます。さまざまな性格の登場人物が、そのわけを探って行くうちに、とてつもない問題であることがわかってきます。問題を認識対処するのに、科学者がどういうものか非常にわかっている描写になっています。読むうちに、気候変動、海洋循環、プレートテクトニクス,極限環境生物,生物多様性、環境問題などがすべて関係してきます。そしてそれ以上の話です。言ってしまうと、私が経験した、読み進むうちの興奮が損なわれると思うのでここまでにします。(by K.S.さん)

 この作品、”『海洋科学基礎講座』全6巻をハリウッドのパニック映画にした”といえばよいだろうか。普通の長編小説の数冊分にも匹敵する比類なき海洋SF大作である。ジェームズ・ポーリックの『腐海』という海洋SFの傑作があるが、有毒渦鞭毛藻類というプランクトンが人類を襲う。本作品でもこれが猛威をふるうほか、メタンハイドレートを食べるアイス・ワーム、旺盛な繁殖力のカワホトトギスガイ、猛毒のヒョウモンダコやハブクラゲ、眼が退化したユノハナガニなど少々マニアックな生物が人類を脅かす。

 さらに海洋大循環、プレートテクトニクス、大陸棚斜面や海洋島の崩壊、化学合成生態系など注目されている地球科学のウンチクが語られ、また、独調査船〈ゾンネ〉や砕氷船〈ポーラーシュテルン〉、東大浦研究室の自律型水中ロボット、各種の地球観測衛星、一人乗り水中滑空潜水艇、大気圧潜水服など実在の海洋メカもひととおり登場する。

 てっきり海洋オタクの一発もの作品かと思えばそうではない。元ミュージシャン志望、広告代理業も経験したという文系の人気作家であって、しかしその熱心さと筆力はタダモノではない。本書より先に翻訳されたノンフィクション『知られざる宇宙-海の中のタイムトラベル』では、ビッグバン以降、地球46億年の歴史から、生命の起源、海洋生態系、さらには浮遊式人工島ほか海洋工学分野を網羅する第一級の啓蒙書である。しかも図や表をいっさい使わず、巧みな比喩で一気に読ませてしまう。

 登場人物は、映画俳優似で女性にもてもての中年ノルウェー人生物学者と、イヌイット出身で恋愛に臆病な若い鯨類生態学者という対称的な2人を主人公とし、恋愛が絡み、敵キャラの人物像にも厚みがあり、サービス満点のエンターテインメントである。著者は映画とワインも大好きなようで、そこかしこに映画や俳優への言及があるのも楽しい。(SFマガジン掲載)

七つの海のティコ 広尾明

1993年 日本アニメーション/フジテレビ、ビデオ10巻39話、原案:1958~広尾明
・ノベライズ版:スニーカー文庫全3巻:寄贈済み

 「フランダースの犬」や「アルプスの少女ハイジ」など感動の名作揃いの子供名作劇場の中で唯一のオリジナル作品。

 なんと潜水調査船搭載の海洋調査船が舞台。スコット・シンプソンと一人娘のナナミ(七海、11歳)とシャチのティコ、スコットの相棒のアル(アルフォンゾ・アンドレッティ)、メルビル財閥の娘シェリル・クリスティーナ・メルビルと執事のジェームス、スコットの大学の研究ライバルだったルコント博士の息子トーマスが道ずれ。

 海洋生物調査と宝探しを目的としてオンポロ船<ペペロンチーノ号>で世界中の海を探検。伝説の生き物ヒカリクジラを追い求めている。一方、謎の物質トロンチウムで生物兵器を作ろうとする世界最大の多国籍鉱業コングロメリットGMC(グローバル・マイニング・コーポレーション)がヒカリクジラのトロンチウム体内合成能力に気付き・・・。

2016年4月30日土曜日

氷の帝国 リチャード・モラン

1994年 扶桑社ミステリー

 2000年、北大西洋の中央海嶺での大規模な海底火山活動による海嶺の隆起によって、メキシコ湾流が変化し、欧州が寒冷化、さらに大噴火による噴煙によって寒冷化が劇化する。閉鎖生態系のバイオスフィアと地熱エネルギー利用。探索船<アビス>と潜水艇<イエローストーン>も登場。

 主人公のベンジャミン・フランクリン・ミードは天才的な地球物理学者で世界最大の地熱開発会社の社長でアル中暦と離婚暦と癇癪癖を持つ。ヒロインのマージャリー・グリンは分子生物学者で英国生存圏の建設責任者。この2人の人物がなかなか魅力的。

2016年4月28日木曜日

アフター0 •岡崎二郎

初出1988-1996、小学館、著者再編集版、全10巻、2002-2003)、「アフター0 Neo1-2」(2004)

 さまざまな科学テーマによる短編集。
 深海テーマでは、第3巻で日本マリン科学所属の海洋調査船ウィリー号と新型潜水スーツと潜水艇〈PINECONE〉が登場し、500mという浅い水深のマンガン・ノジュールにまつわる事件が描かれる。第9巻で、伊豆・小笠原海溝3千mで採取された生きたゼリー状二酸化炭素/天然ガス生物のネレイスが登場。

 そのほかの地球科学テーマ・古代文明ではクラカトア火山、ユカタン半島のチチュルブクレーター、1万2千年前、イスラエルの北部のナトゥフ文化、ナスカの地上絵。

 生物テーマが一番多いかな。種の多様性、炭素結晶生物、内因性のモルヒネ様物質β-エンドルフィンとその含有ニューロン、神経伝達物質ドーパミン、種族維持的合目的性テレオノミー、バクテリア状エイリアンとの共生、半導体隕石からなる珪素生物、ヤコブソン嗅覚器官、フェロモン、Tiプラスミド、種内淘汰/性淘汰、野生種、ゲシュタルト知覚、光合成によってタンパク質を合成する緑藻類〈氷雪プランクトン〉、粘菌のようにもふるまう特殊なコロイドでできた氷状生物(滝の神)、ジャンクDNAの中からスイッチを入れれば発現するスーパー遺伝子、根粒細菌をもつ農作物、キメラ、ネオテニー(幼形成熟)、アンチセンスRNA、細胞の寿命を決めるテロメアと、それを修復し生殖細胞や肝細胞にしかないテロメラーゼ、海馬、高酸素濃度と巨大昆虫、行動遺伝子、セロトニン強化。

 宇宙・天文テーマでは、核爆発による電磁パルスEMPを利用したガンマ線ビーム衛星、ネメシス、オールトの雲、月の潮汐効果、銀河規模の光コンピュータ、ラムダ超核子の波動収束、スーパーストリングス、静止軌道上に建設された全長1085mの仏座像、SETIなどのテーマが登場。

ビーグル号航海記 チャールズ・ダーウィン

1845年

 博物学者ダーウィンを乗せた帆走軍艦<ビーグル号>の航海記。この航海から「種の起源」が生まれる。マゼラン海峡の精密な測深を主目的に世界一周。ガラパゴス諸島で進化論を着想。

われらをめぐる海 レイチェル・カースン

1951年 ハヤカワ文庫

 著者は化学物質による環境汚染を警告した「沈黙の春」で有名。
 ダーウィンの<ビーグル号>航海、1947年<コンチキ号>航海、1872年<チャレンジャー号>航海、1945年<E・W・スクリップス号>、1947年<アルバトロス号>、<アトランティス号>、1924年<メテオール号>、1933年<ラマポ号>などの航海が登場。

 月が地球からもぎとられた跡が太平洋となったとか、大陸の配置は地球誕生後ほとんど変わっていないなど、当時の学説がおもしろい。

沈黙の世界 ジャック・イブ・クストー

DVD 1953年
 
 56年カンヌ国際映画祭グランプリ、57年アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞。海洋調査船<カリプソ号>での紅海、地中海、インド洋、ペルシャ湾などの海中調査。カリプソ号の船首の海中展望室が分かる。

 漁業者には禁じられている発破漁を、科学調査でほかに変わる方法がないとして礁内で発破を行っている。
 マッコウクジラの群れを撮影するために接近し過ぎて、子鯨をプロペラに巻き込み、楽にするためにとモリを打ち込んでライフルでとどめを刺し、子鯨の体を食べに集まってきたサメの群れを子鯨への復讐だと次から次へと殺すという、今から見れば問題シーンあり。

 水中スクータやTVシリーズで懐かしい水中松明も登場。

=>クストーの世界(ハラパン洋書の本棚)リンク切れ

太陽のとどかぬ世界 ジャック・イブ・クストー

DVD 1964

 1965年アカデミー賞の最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞。「コンシェルフ II」という計画名のもと、紅海ポ-トスーダンの北東約40kmシャアープルミ礁での長期海底滞在実験のドキュメンタリー。クストー夫人が助監督を勤めており、ハビタット内のテレビ画面に船上のクストー夫人がちらっと映る。

 礁内の水深11mの海底に通常の圧縮空気が使われた〈ヒトデ・ハウス〉と呼ばれる海底ハビタットと円盤形潜水艇〈ダイビング・ソーサー〉を格納するガレージが置かれている。また海上作業台が設けられていて、電力を供給する発電船とカリプソ号が繋がれている。

 〈ヒトデ・ハウス〉内ではタバコがプカプカ吸われ、さすがフランス、朝から赤ワインを飲んでいる。オウム(名前不明)が持ち込まれ、散髪シーンやイワシの缶詰のサンドウィッチを食べるシーンとか、顕微鏡でプランクトンの研究するシーンもあり。〈ヒトデ・ハウス〉外では擬態する海洋生物の夜間の行動の研究とかのシーンもあり。

 その下、水深27mに窒素、酸素、ヘリウムからなる混合ガスを用いた深海小屋ディープキャビンがあり、そこから水深50mあたりにあるサメよけ檻までエクスカージョン潜水する。

 さらに水中ジェット推進の〈ダイビング・ソーサー〉で304mまで探検し、最後は恐ろしいことに〈ダイビング・ソーサー〉で海底洞窟に入っていって、洞窟内に空気が溜まった部分に浮上する。どこにそんなところがあるのかな。

 なまじっかのフィクションよりもよっぽど海洋SFらしいドキュメンタリーであった。

=「Man in the Sea」へショートカット
=>太陽のとどかぬ世界(週間映画の情報サイトの名作一本より)リンク切れ

世界の果てへの旅 ジャック・イブ・クストー

DVD 1975年
 
 南極大陸での海洋生物の姿。〈カリプソ号〉の船首にヘリポートが設けられ、ドライスーツや潜水円盤による海氷下の撮影あり。蓮状氷の中に浮上した潜水円盤は、ハッチが水面下に沈んでおり、発見されやすいように推進用のノズルを空中に向けて噴出するのが面白い。

=>アクエリアス(ダビンチの予言)リンク切れ

2016年4月25日月曜日

オデッセイ号航海記:クジラからのメッセージ ロジャー・ペイン

角川学芸出版 2007年

海洋に放出される脂溶性の難分解性化学物質は、まず珪藻類などに取り込まれ、動物プランクトン、魚類等を経て生物濃縮されつつ食物連鎖の頂上に位置する人間やマッコウクジラに取り込まれる。このため著者は調査帆船〈オデッセイ号〉でマッコウクジラにクロスボウでダーツを打ち込んで皮下脂肪を採取する方法によって、有害物質の蓄積を調べる航海に出る・・・。

2016年2月28日日曜日

シーナイトを救出せよ 大石英司

1988 初刷1988、講談社/ハードカバー、ノベルズ、文庫 

水深3300mの海底で浮上不能となった深海調査船<シーナイト>をなんと<しんかい2000>が空輸されて救出する!

大石英司デビュー作「B-1爆撃機を追え」の続編。
ハイテク国際謀略モノ。1963年、ケネディー暗殺の直前の時代。英海軍ドレッドノート級原潜、試験艦 <ベータ10>4000トンは、ソ連、仏、西独の士官と当時1億米ドルを越えるロシア皇帝の財宝を積んで「ブロッケン・ゾーン」と呼ばれる海域で、50 ノットで泳ぐ100トンもの大きさの化け物<ブロッケンの怪物>に襲われ、消息を絶つ。

1988年、SOSUSに接続されたアルテミス・ネット ワーク(深海聴音ソーナー)がレイキャネス海嶺の南端、「ブロッケン・ゾーン」にあるマウント・サンシャイン北側1500mで信号途絶。
米深海調査艇 <シーナイト>が調査に向かうが、現場で千切れた光ファイバーを発見。金色に輝く巨大な物体に襲われ、3500mの海底で浮上不能となる。

支援母船でウッ ズホール海洋研究所の海洋調査船<スキャンパー>も、全長30m~40mの金色に輝く化け物を目撃。25年前に沈んだ原潜が発見されることを恐れたソ連、 英、仏は捜索活動を妨害するため現場海域に集結する・・・。

2016年2月14日日曜日

ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ 溝渕誠

2006 ●マンガ ●アニメ 小学館コロコロドラゴンコミックス 

 海洋探検船"ブルーラグーン号"とテザーケーブル式潜水艇、海賊ファントム船長が率いる巨大潜水艦"ファントム号"が登場。
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