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2016年1月12日火曜日

海魔の深淵 デヴィッド・メイス

1984

 近未来。超大国が始めた65日戦争が終わって1年10ヶ月。核の欧州でアメリカとロシアが地図から姿を消しヨーロッパも壊滅。疲弊しきった北大西洋連合軍とアルゼンチンやチリや第三世界が大陸棚資源や海底鉱脈を巡って断続的な戦いが行われており、南極の大陸棚の油田が炎上している。

  アメリカが南極大陸周辺の深海底に設置した6つの究極の自動戦闘要塞群のうち2つまでは機能解除されたが、3つ目の<クラック-1>は目覚めてしまい、機能解除に失敗。攻撃艦2隻、潜水巡航艇1隻、ロボット潜水艇1基、攻撃機6機が失われ、巡洋艦1隻が航行不能状態、440人の命が奪われた。要塞が目覚めた原因は軌道上に放置されていた軍事衛星の気まぐれな核ミサイル発射によるとされた。もし再び機能解除に失敗すれば、,ほかの3つの要塞も連鎖反応で全面核攻撃が始まりかねない。

 技術屋出身で米国民間人のバーバラ・カストナーが要塞攻略作戦監督官に祭り上げられ、最新鋭の小型のサイボーグ潜水艇<デーモン-4>に最後の望みが託される。<デーモン-4>の司令ユニットに組み込まれた人の生体脳は不必要な部分が取り除かれ、元の人格は完全に消されるか抑圧されているはずだった。マニピュレータ操作員としてサイモン・カムフィールドが搭乗し、最初のミッションに成功するが、なぜか精神的ショックによって再搭乗不能となる。そこで民間人のマギー・ブレインが搭乗することになるが・・・。