2005年
「浩」は「ひろ」と読む。
題名は「海の底(から来た奴ら)」の意味。そして「潜水艦で十五少年漂流記」というコンセプトだそうな。
突如、巨大甲殻類の大群が横須賀港から上陸し、人々を襲う。横須賀基地の市民開放日に遊びに来ていた13人の子供たちのグループが取り残され、2人の新米自衛官と潜水艦<きりしお>に立てこもる・・・・。
特に横須賀近辺に住む者にとっては、汐入ダイエー、横須賀プリンスホテル、ヴェルニー公園などお馴染みの場所に巨大ザリガニの大群が侵攻し人間を食っていくシーン状況がありありと目に浮かぶようです。
また、巨大ザリガニの正体として、相模湾の冷水湧出生態系とかアルビンIIとかが絡んでくる。シナルフェウル・レガリスという女王エビで繁殖するエビがモチーフとなったようだ。参考文献に藤崎慎悟さんらの「深海のパイロット」や広大長沼先生の「深海生物学への招待」が挙げられているのがうれしい。もっとも研究者で活躍するのはJAMSTECではなく零細研究所の「相模水産研究所」の若手研究員ですが。
潜水艦に立てこもる子供たちは高3女子が最年長、中3~小1男子。潜水艦内での料理、トイレ、シャワー、洗濯の苦労、艦内の臭いの問題なども実情に即して書かれている。潜水艦を最後まで動かすことも魚雷発射することもなく、まさに「潜水艦で十五少年漂流記」というドラマがよく描かれている。
著者はかなりの軍事オタクのように見えるんですが、女性のこともずいぶん詳しいのであれっと思ったら女性でした。登場する男性がかっこよすぎるんで、やっぱり女性が書くとこうあって欲しいという男性像になるんですかねぇ。
ラブコメ集『クジラの彼』(2007、角川書店)にサイドストーリーあり。
=>海の底インタビュー
(横浜研開架)
題名は「海の底(から来た奴ら)」の意味。そして「潜水艦で十五少年漂流記」というコンセプトだそうな。
突如、巨大甲殻類の大群が横須賀港から上陸し、人々を襲う。横須賀基地の市民開放日に遊びに来ていた13人の子供たちのグループが取り残され、2人の新米自衛官と潜水艦<きりしお>に立てこもる・・・・。
特に横須賀近辺に住む者にとっては、汐入ダイエー、横須賀プリンスホテル、ヴェルニー公園などお馴染みの場所に巨大ザリガニの大群が侵攻し人間を食っていくシーン状況がありありと目に浮かぶようです。
また、巨大ザリガニの正体として、相模湾の冷水湧出生態系とかアルビンIIとかが絡んでくる。シナルフェウル・レガリスという女王エビで繁殖するエビがモチーフとなったようだ。参考文献に藤崎慎悟さんらの「深海のパイロット」や広大長沼先生の「深海生物学への招待」が挙げられているのがうれしい。もっとも研究者で活躍するのはJAMSTECではなく零細研究所の「相模水産研究所」の若手研究員ですが。
潜水艦に立てこもる子供たちは高3女子が最年長、中3~小1男子。潜水艦内での料理、トイレ、シャワー、洗濯の苦労、艦内の臭いの問題なども実情に即して書かれている。潜水艦を最後まで動かすことも魚雷発射することもなく、まさに「潜水艦で十五少年漂流記」というドラマがよく描かれている。
著者はかなりの軍事オタクのように見えるんですが、女性のこともずいぶん詳しいのであれっと思ったら女性でした。登場する男性がかっこよすぎるんで、やっぱり女性が書くとこうあって欲しいという男性像になるんですかねぇ。
ラブコメ集『クジラの彼』(2007、角川書店)にサイドストーリーあり。
=>海の底インタビュー
(横浜研開架)