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2016年4月28日木曜日

アフター0 •岡崎二郎

初出1988-1996、小学館、著者再編集版、全10巻、2002-2003)、「アフター0 Neo1-2」(2004)

 さまざまな科学テーマによる短編集。
 深海テーマでは、第3巻で日本マリン科学所属の海洋調査船ウィリー号と新型潜水スーツと潜水艇〈PINECONE〉が登場し、500mという浅い水深のマンガン・ノジュールにまつわる事件が描かれる。第9巻で、伊豆・小笠原海溝3千mで採取された生きたゼリー状二酸化炭素/天然ガス生物のネレイスが登場。

 そのほかの地球科学テーマ・古代文明ではクラカトア火山、ユカタン半島のチチュルブクレーター、1万2千年前、イスラエルの北部のナトゥフ文化、ナスカの地上絵。

 生物テーマが一番多いかな。種の多様性、炭素結晶生物、内因性のモルヒネ様物質β-エンドルフィンとその含有ニューロン、神経伝達物質ドーパミン、種族維持的合目的性テレオノミー、バクテリア状エイリアンとの共生、半導体隕石からなる珪素生物、ヤコブソン嗅覚器官、フェロモン、Tiプラスミド、種内淘汰/性淘汰、野生種、ゲシュタルト知覚、光合成によってタンパク質を合成する緑藻類〈氷雪プランクトン〉、粘菌のようにもふるまう特殊なコロイドでできた氷状生物(滝の神)、ジャンクDNAの中からスイッチを入れれば発現するスーパー遺伝子、根粒細菌をもつ農作物、キメラ、ネオテニー(幼形成熟)、アンチセンスRNA、細胞の寿命を決めるテロメアと、それを修復し生殖細胞や肝細胞にしかないテロメラーゼ、海馬、高酸素濃度と巨大昆虫、行動遺伝子、セロトニン強化。

 宇宙・天文テーマでは、核爆発による電磁パルスEMPを利用したガンマ線ビーム衛星、ネメシス、オールトの雲、月の潮汐効果、銀河規模の光コンピュータ、ラムダ超核子の波動収束、スーパーストリングス、静止軌道上に建設された全長1085mの仏座像、SETIなどのテーマが登場。

2015年12月2日水曜日

緑の黙示録 岡崎二郎

アフタヌーン・コミック 2003.3.20

 樹齢500歳のヒノキのある家に住む高校生、山之辺美由。彼女は樹齢100年以上の大樹に抱きつくと大樹の考えを感じることができる。
第1話「ウパス」
 ケヤキ、毒素アンチアリン配糖体を分泌するアンチャール・トキシカリア(現地名:ウパス)、シラカンバ、植物ホルモンによる植物コミュニケーション
第2話「ケヤキ」
 ケヤキ、ラン(キンリョウヘン)とニホンミツバチ、
第3話「ブナ」
 ブナ、テルペン(植物から得られる炭化水素の総称)、フィトンチッド(森林浴の効果がある揮発性有機物質)、ミクロン単位の微粒子によるブルーマウンテン現象
第4話「サクラ」
 ヤマザクラ、ハルニレ、カツラ、根の癒合、ウワミズザクラ、シアンガス、フラボノイド

(横浜研開架)