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2016年4月30日土曜日

終末の海 Mysterous Ark 片理誠

徳間書店、2005.3.31

 ”大崩壊”-欧州で勃発した何かによって、防御システムが次々と発動し、世界各地の主要都市は全滅。主人公の家族は数十の家族とともに総トン数5百トン弱の<第二十七翔竜丸>で脱出し、南太平洋上に浮かぶ海上基地”フロート・ナイン”を目指す。”フロート・ナイン”には軌道エレベータがあり、そこから” 軌道リング”まで上がってシャトルで月面都市に脱出しようというのだ。

 しかし、<第二十七翔竜丸>は核戦争が招いた異常気象で座礁し、3年が経った。そんな彼らの前に巨大な豪華客船<箱船>(7万トン以上)が時々やってきてはなんの応答もせず去っていった。一度は大人たちが救命艇で<箱船>に向かったが、誰も返ってこなかった。

 白血病で子供たちが次々と死に、わずか11人となった乗船者たちは、最後のチャンスと<箱船>に乗り移るが、そこはまったくの無人、しかもバイオコンピュータは抜き取られ、メインエンジンは破壊されていた。そして乗船者の中から一人ずつ、二日おきに行方不明者が出る・・・。