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2018年3月29日木曜日

クラーケンの島 エヴァ・イボットソン

原著1999、偕成社、2011/10/6
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4037446901/

〈島〉

ハーバー船長:姉妹の父親、103歳。
 エッタ:長女。毎朝50回の腕立て伏せを欠かさない。
 ドロシー:次女。〈島〉を出ている。
 コーラル:三女。芸術家タイプ。踊りが好き。体重100キロ
 ベティ:四女。〈島〉を出ている。子供はブーブー(アルフレッド)とチビチビ(グリセルダ)。
 マートル:五女
 ミコ:姉妹のいとこ。洞窟で暮らすあかだらけの預言者
誘拐された子供たち
 ミネット:10歳。
 ヒューバートヘンリー・マウントジョイ/ファビオ
 ランバート・スプロット
アート:コック
アーシュラ:人魚たちの祖母
 ローレン:人魚たちの母親
  クィニー:ロ-レンの双子の娘。美人でわがまま
  ウーナ:ロ-レンの双子の娘。
  ウォーレン:ロ-レンの人魚の赤ん坊

エセルゴンダ:善き幽霊
ハーバート:人間とつながりをもつアザラシ、セルキー。ロッセイの孫
ブーブリィ:ドードーのいとこのような希少な鳥
ストールワーム:翼のない竜
ナーク:溺れたエストニア人の幽霊
クラーケン:

2016年5月6日金曜日

ザ・アビス:Avalon: Beyond The Abyss 

1999年 Starring: Parker Stevenson, Billy Rieck

 キャメロン監督の「アビス」とは別作品。『メキシコ湾の小さな島が大爆発!その時できた深海の溝から猛毒のバクテリアが発生し“死の湖”として世界中の海へ拡大し始めた。世界規模の大惨事は果たして防げるのか?そして深海に住む謎の正体は?島が大爆発を起こすSFXや、スリリングな海中シーンをふんだんに盛り込んだサスペンス・アドベンチャー』。

"Abyss"は世界的な海洋学研究所の名前。
http://www.cinemaxasia.com/cinemax/movie/2732
http://tv.yahoo.com/avalon-beyond-the-abyss/show/2950/castcrew

ディープ・ブルー:DEEP BLUE SEA D・ケネディ

1999年 Village Roadshow Film,ダンカン・ケネディ,ドナ・パワーズ&ウェイン・パワーズ,
徳間文庫(D・ケネディ)

 海上基地<アクアティア>で、アルツハイマー病の治療薬の研究が行われていた。サメの脳から分泌されるある種のタンパク質に着目し、その分泌量を増やすために脳を通常のサメの5倍に発達させられたサメたちによるパニック映画。

generalworks
原題:DEEP BLUE SEA
製作年:1999年
アメリカ劇場公開:1999年7月28日
日本劇場公開:1999年10月9日/丸の内ルーブル 他
上映時間:105分/カラー
DVD発売:2000年7月14日/ワーナーホームビデオ
製作:ワーナー・ブラザース(アメリカ)
製作費:$78,000,000
公式サイト:www.deepbluesea.net

2016年5月1日日曜日

水中騎士(アクアナイト)―Leviathan saga 木城ゆきと

全3巻、1999-2000、ウルトラ・ジャンプ連載、集英社

「マルムンド」と呼ばれる不思議な世界。マグナ・プリメロを守護神とする灯台島には王アラビルと息子おちび殿(本名はアシカ)10歳とシャチのシロクロが暮らしていた。灯台にはアラビルの妻ニセルが今は光玉となって不思議な光を放っていた。

 ある日、アシカとシロクロは海中でアルマドゥラ(水甲冑)ミグマを発見。その中にはエノルメ王国の騎士、ペルラ島のルリハーが乗っていた。

 アシカはルリハーに自分を騎士にしてくれと希望。ルリハーは世界の縁の大瀑布(カタラタ・テルミノ)にある人食いの竜の巣から竜の玉を獲ってくれば騎士にすると約束。アシカは危機一髪、竜に食われる寸前で竜の玉を獲ってくることに失敗。しかしルリハーはアシカを従者にすることにする。

 アラビルはルリハーがアシカを従者にするに値するかを試すために、古い水甲冑に乗り込んでルリハーに挑戦する。ところがその最中、機動屋敷ザイフォートが襲来する。それは放浪天才アルカンタラが操縦し、生物エンジンのジグロが動力源となっていた。アルカンダアは灯台から光玉を奪い去ってしまう。

 アラビルは力尽きて急速に老化し、死神の騎士タグメクとともにこの世から去るが、ルリハーはタグメクから冥剣「支社の鉤爪」ムエルトガラを授けられ、光玉の奪還を誓う・・・。
 水甲冑は背部ブランキアで呼吸できる。

=>ウルトラ・ジャンプ(ちょっと立ち読み可能)

アトランティスを発見せよ クライブ・カッスラー

1999年 新潮文庫

 紀元前7120年、彗星がハドソン湾に衝突して地殻転位が起こり、高度な海洋都市国家同盟アメネス(アミーニース)が滅びたとする、グラハム・ハンコック「神々の指紋」をモチーフとした作品。面積約64万平方km、厚さ170~370kmのロス海棚氷を切り離すことで自転軸を狂わせるというトンデモない計画が登場する。

 2001年、謎の潜水艦<U-2015>、米砕氷船<ポーラーストーム>、米原潜<ツーソン>のほか、巨大な洋上都市船が登場する。

 <ウルリヒ・ヴォルフ号>は、全長1800m、幅450m、高さ32階、排水量350万トン、91万馬力のディーゼル推進、12万5000人を運搬。<カール・ヴォルフ号>はスーパータンカーで、5万エーカーの耕作地と5万人、<オットー・ヴォルフ号>は何十万もの食用と飼育用の動物と5万人を、<ヘルマン・ヴォルフ号>は貨物船兼整備船。5万人を収容。総数27万5000人。

 GPSは南極から1600km以内は測位精度が悪いとなっているが、本当だろうか?

スタンダードブルー 宇河弘樹

少年画報社/ヤングキングコミックス,

浮上不能事故あり
2024年、世界人口が百億の大台を目前とし、食糧危機が深刻化して海洋牧場への期待が高まっている時代。沖縄の環状海上都市<スタンダードブルー> (ヴェルヌの「動く人工島」のスタンダード島にちなむ)でサルベージ業「うしお海洋便利屋」を営む祖父のところに(わけありの)孫娘が界面翼船(シールドシップ)の定期便でやってきた・・・。

 界面翼船(シールドシップ)、海洋牧場、メタンハイドレート掘削基地、観光潜水船、深海潜航救助艇DSRV、船型掘削リグが登場する。また、半潜水式リグが海底からのメタンの暴噴で浮力を失う現象、チューブワームやシロウリガイなどの熱水生物コロニー、イルカの大量座礁現象(マス=ストランド)、環境保護団体「ガイアの騎士」も登場。

 XBTなんて言葉も・・・。(by kobagenさん)

 最近のお気に入りです。どちらかというと女の子の成長物語ですが、なかなか熱い作品です。
(by あんす さん)

 マイルド気味ながら、イルカとの関わりあいとかは少し啓蒙されましたし、人肌な海洋近未来を感じる良作だと思います。(by Tiさん)

=>コミックスページ(WestRiverさんのサイト)

海底都市 BLUE-PLACE 氷河舞人

1999~執筆中

 海底に造られた都市<BLUE-PLACE>が舞台。海底都市国家連合に属する王制の街。数世紀前に『大崩壊〔ビッグ・バン〕』という環境の崩壊が起こり、地上は生物の生息できるような環境でなくなってしまう。地上を追われ、人口は3/4に減った人間達は以前からあった研究用の海底居住施設に逃げ込み、都市として発展していったという設定。

 <BLUE-PLACE>は王宮のある中央ブロック(センター・ピラー)と『青竜』『朱雀』『白虎』『玄武』の四つのブロック、さらに通称『ダウンタウン』と呼ばれる下層ブロックからなる。ブロックとブロックは『海底パイプライン特急』(通称『ライナー』)又は『海底歩道』で繋がれている。ドームの天井は透けていて青い海が見える。

2016年4月28日木曜日

Typhon's Children Toni Anzetti Del Rey

1999年

舞台は海が大部分を占める植民星、持ってきた資材を海辺に置いてあったばかりに、台風で流されてしまう。本星からの支援もなく耐久生活を送っている上に、なぜか産まれる子どもたちはハンディキャップを負っていた。

ジャック・ヴァンス、ジェイムズ・H・シュミッツ風の異星の生態系を描きつつ、それをストーリーと絡めた物語。
http://www.page.sannet.ne.jp/yamadam/dairy/dai200503.html
http://www.page.sannet.ne.jp/yamadam/dairy/dai200602.html

K&P 岡田貴久子

理論社

=>野上暁さんの書評
=>書評本の虫より)

パンゲニア[第1巻]ネオサピエンスへ愛をこめて 井上朝廣

文芸社/「パンゲニア 第2巻」も刊行済み

 元技術者、坂本友彦は、定年間近に妻と行ったニュージーランド旅行中、パンゲア超大陸になぞらえたバーチャルな地球国家パンゲニアの構想を着想し、世界に提唱した。孫で日独混血の坂本ハンスには不思議な能力があった・・・。

 京急の追浜駅の裏にある鷹取山、上大岡駅周辺、横浜市立上大岡小学校が登場する。JAMSTECが「海洋科学研究センター」という名前となっている。

2016年4月25日月曜日

アクアノートの休日2 ARTDINK

ARTDINK、プレイステーション 1999年

 国際海洋研究所主任研究員を父に持つ主人公が、手付かずの未知の広大な海域に存在する可能性があると言われている巨大生物を探索する海中調査に旅立つ。TVゲームでは初めて海底熱水噴出も登場する。

=>公式サイト


マーメノイド

(株)エクシング、プレイステーション 1999年

 女性種族だけの人魚たちの世界、マーメノイアの辺境の村に住む主人公アーディンが、様々な事件に巻き込まれながら、深き海の謎を解き明かしていく。

サブマリンハンター鯱

Play Station、ビクターインタラクティブソフトウェア 1999年

 潜水艦対潜シミュレーションゲーム。 連邦艦隊所属原子力潜水艦員の主人公。哨戒任務を終えて海面に浮上してみると、ただ海が広がるのみ。大地は水没してしまっていた・・・

=>サブマリンハンター鯱(達也さんの或るゲーム屋の毎日


2016年1月3日日曜日

鳥玄坊-ゼロから零へ 明石散人

講談社文庫 1999年

 鳥玄坊シリーズの完結編。海溝三重点を震源とする地震が増加。気象庁は同海域の水深9000mの海底に深海探査船を派遣する。一方、O157・H7による集団食中毒が急増、子供の死亡は500人を越え、韓国特殊部隊による日本侵略が始まる。海溝三重点のsink holeに閉じこめられていた『ウルトラモササウルス』はついにsink holeから飛び出す。全長960m、618万重量トンに成長していた・・・。

(部内留保)

2016年1月2日土曜日

ウロボロスの波動 林譲治

SFマガジン1999年5月号-/ハヤカワSFシリーズJコレクション/2005ハヤカワ文庫JA

 2100年、質量が火星程度の小型ブラックホール「カーリー」が太陽から数十天文単位の距離に発見。のちにそれは数百年から数千年後に太陽に衝突することが判明。その軌道改変とエネルギー利用のため、2120年に人工降着円盤開発事業団(AADD)が発足し、ブラックホールに人工的な降着円盤を作り、取り出したエネルギーを太陽系内に伝送するという太陽系規模のエネルギープラント<チャンドラ・セカール・ステーション>(CSS)の建設が開始される。
 このような壮大な設定のもとでいくつかのエピソードが語られるが、いずれも「謎の信号の受信」というものと、「人間の理解を超えた知的存在」というものが含まれています。

・『ウロボロスの波動』
 2123年、太陽から10天文単位以上離れたカーリーを取り巻いて、CSS建設の足場となる直径4050kmの巨大環状構造物<ウロボロス>が建造されている。ウロボロスの側に近接して居住ステーション<アムピスバイナ>(全長1728kmの細長い形状)が周回している。アムピスバイナは各惑星から射出されたコンテナの回収も行う。アムピスバイナの回転はウロボロスの回転に同期している。
 そのウロボロスで、グレアム・チャップマン博士の乗ったトロッコ事故が発生。<ウロボロス>の振動制御のための人工知能のシヴァに問題が発生。死亡した博士はシヴァのシステム中枢に何か手を加えたようなのだ。キャサリン・シンクレアとパートナーの川西達也が事件の解明に取り組む・・・。

・『小惑星ラプシヌプルクル』
 2144年、エネルギー中継システムのノードが設けられている小惑星2143SFラプシヌプルクルが異常な回転を始める。

・『ヒドラ氷穴』
 2145年、火星の六甲山/パヴォニス山にある軌道エレベータ<通天閣>。AADDに反対する地球のテロリストが落合哲也AADD総裁の暗殺を目論む。ラミア/山崎涼子。

・『エウロパの龍』
 2149年、『ウロボロスの波動』の達也の腹心である黒川が再登場。天王星の軌道上にCSSが完成しようとしている。人工降着円盤からのエネルギー転送実験の一環として、木星の衛星エウロパの氷の表面に直径100mの穿孔が作られる。ここからエウロパの海中へと生命探査に向かった潜水艇<ソードフィッシュ>が、「助けてくれ!振り切ることができない。こいつは龍だ!」というメッセージを残して連絡を絶つ。主人公らは太陽系内で唯一残されたエウロパ用の潜水艇<コバンザメ>でエウロパの生命探査と遭難原因を探る。

 潜水艇<コバンザメ>は全長10m、先の尖った紡錘形、AIP(外気独立推進機関):液体酸素を酸化剤とするクローズドサイクルディーゼル。3人乗り。鮫型ロボット<サケ>を搭載。アレイ状半導体レーザー素子によるレーザーレーダーとパラメトリックアレーソナーを補完的に用いて海中映像を得る。マニピュレータ大小。超純鉄の耐圧殻、グローブボックスで顕微鏡観察も可能。母船である汎用輸送宇宙船<ダゴン三世号>の一部となる。
 <ソードフィッシュ>は全長50m、反陽子対消滅を熱源、0度C近くのエウロパの海水を冷源とするスターリングエンジン。この<コバンザメ>と<ソードフィッシュ>のエンジンの原理の違いが伏線になっている。

・『エインガナの声』
 2163年、太陽から90天文単位。AADDの<シャンタク二世号>は太陽の真反対側に配置された地球圏側の<ディスカバリー号>とVLBIを形成して矮小銀河エインガナの精密電波観測を行っている。エインガナはその一部が我々の銀河系と接触しているにもかかわらず異様に暗く、ブラックホールだけで出来上がっている銀河としか説明できない。その銀河からあるフォーマットの重力波信号が・・・。
 プロジェクトリーダーのアトウッド博士は次の『キャリバンの翼』のアグネスの弟子。

・『キャリバンの翼』
 2146年、つまり『ヒドラの氷穴』事件の翌年。テロリスト紫怨/ラミアが天才少女アグネス博士17歳の護衛として登場。アグネスの指導教官は『ウロボロスの波動』のキャサリン。カーリーは天王道に乗っている。天王星の衛星チタニアはその建設基地となっている。アグネスの指揮でカーリーにナノマシン投入実験が行われ、時空の狭間に不思議な秩序が存在することを発見。また、銀河系が重力波通信で満ちていることが確認される・・・。再実験を却下されたアグネスは・・・。
 その五年後の2151年、『ヒドラの氷穴』紫蘭の娘アグリが登場。チタニアの軌道上で人類初の恒星間無人探査機<リチャード三世>(反物質の対消滅を利用)が建造されていた。
 その13年後の2164年、つまり<シャンタク二世号>事件の2年後、15機の無人探査機が太陽系から送り出されていた。それらによって銀河系が重力波通信で満ちていることが確認される・・・。
 2171年、人類初の有人恒星間宇宙船<キャリバン>(全長3500m)にアグリが篭城する・・・・。

(横浜研開架)

2015年12月21日月曜日

コロンブスの呪縛を解け NUMAファイル・シリーズ クライブ・カッスラー&ポール・ケンプレコス

新潮文庫、上下巻 1999年

 カート・オースチンとホセ(ジョー)・ザバーラのシリーズ第1作。2000年6月、NUMAの新鋭調査船<ネーレウス号>がメキシコ湾ユカタン半島の小天体衝突跡で調査する。衝突由来のテクタイトなんて言葉も登場。
 NUMA深海地質学者ポール・トラウト、その妻でNUMA海洋生物学者ガメー・トラウト、海洋考古学者ニーナ・キーロフ(マリタイム・リサーチ社)が登場。
下巻では1956年にナンタケット海峡でストックホルム号(2万9000トン、52名死亡)と衝突して沈没したアンドリア・ドリア号(乗客1200人以上)の探索に<ディープ・フライト二号>と大気圧潜水服<シーニック・ハードスーツ>と潜水鐘による飽和潜水が登場する。

(部内留保)

白き女神を救え クライブ・カッスラー

新潮文庫 1999年

 オースチンとザバーラのシリーズ第2作。クジラの集団死に遭遇。NUMA海洋調査船<シー・ロビン>、小型潜航艇<ブローガン>、<シー・バス>が登場。淡水資源問題が絡む。

(横浜研開架)

2015年12月16日水曜日

クリスタルサイレンス 藤崎慎吾

朝日ソノラマ 1999年

 「レフト・アローン」の続編にあたる。2071年、火星の北極冠から節足動物に似た高等生物「セーガン生物群」(三葉虫のような扁平な体、カンブリア紀の『アノマロカリス』に似ている)が発掘された。奇妙なことに、外殻だけが残され、しかも不自然に偏在していた。貝塚との類似性から、縄文時代を専門とする女性生命考古学者、アスカイ・サヤ(飛鳥井沙耶)が火星に派遣される。
 発掘と同時期に、謎の鉱物の結晶、クリスタルフラワーが火星で出現。また、地球と月の間のラグランジュ点に置かれているレーザー干渉計型重力波アンテナ、LIGASが、火星からの重力波を検出した・・・。
 サヤは25才、五感アートの制作者で火炎土器からヒントを得た「クリスタルサイレンス」が代表作。のちに「宇宙生命考古学序説」を記す。地球の海底メタンハイドレートから採掘したメタンを軌道エレベータで宇宙に搬送し、メタンガスロケットで火星に送って大気を温暖化するアイデアが登場する。火星の人口1万人。米国のマーズNY、マーズLA、日本のマーズトキオ、マーズオーサカ、タルスシティ、中国のマーズベイジン、ロシアのヘベス1、ガンドール1などのコロニーが存在。
 清涼感のあるエピローグが印象的。

2012:中国が往復1年2ヶ月の火星有人飛行。
2015:米、ロ、欧、加、日、豪など原子力惑星間宇宙船<メイフラワー2015>が火星「ローウェル」(国際マーズステーション)で3ヶ月滞在。
2016:地球でメタンハイドレートへの転換。
2020:火星条約が締結
2025:火星のテラフォーミング開始(ネゲブ砂漠産シアノバクテリアをマリネス峡谷に散布)。2035まで移民ラッシュ。
2040頃:先行する米、ロ、日、中と、後続するEU、カナダ、オーストラリア、インドとの対立が目立つようになる。
2057:マーズNYに隣接するワクチン工場爆破事件
2059か60:ワイルドウエスト社設立

=>『マッドサイエンティストの手帳』(堀晃のSF-HomePage)

横浜研開架+1冊部内留保