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2016年4月28日木曜日

RUR チャペック

1920年

ロボットの原材料が海底の原生生物ってのは有名ですけど、厳密には海洋SFとはいえないでしょう。(by 永瀬唯さん)

2015年12月15日火曜日

地球内部への旅 マーシャル・B・ガードナー

原著1920、大陸書房1975 

 地球を、両極に直径2240kmの穴を持つ空洞球体とするという説について、科学的証拠!に基づいて立証!しようという本です。例えば、星雲に中空のものが見られるとか、オーロラは中心太陽の光が両極の穴を通して空に反射したものとか、姿を消したマンモスの骨が極北でしか見つからないのは、北極の穴を通って地球内部に逃げたとか、エスキモーなどモンゴロイドの起源が不明なのは、彼らが地球内部からやってきたとか・・・・。
 元祖シムズの多重球殻説は自分の都合のよい事実のみを証拠とした妄想と批判しています。
 この本が書かれた1920年(13年に自費出版、20年に改訂2版を出版)というと、1909年に米ピアリー隊が北極点に到達し、1911年にノルウェーのアムンセン隊が南極点到達し、両隊とも決して巨大な穴には遭遇しなかったことについて、極域での測位の難しさを理由に、彼らが極点に到達したと思ったのは間違い、で済ませている。
 
 今回気付いたのですが、地球の内部が空洞だった場合、球殻の内側(裏側)に人間がさかさまに住めるかどうかについて、最初は、2つの物体の間の運動は、それぞれの重心にある質点と見なしてよいということですから、球殻の内側であっても球殻の重心(中心)に向かって落ちるので球殻の裏には住めないはず、と思ったのは間違い。
 中まで詰まった地球の内部(中心からLの距離)の重力は、地球の半径L以内の部分の重力と同じであり、もし、中空であればその中は無重力となる。回転していれば、遠心力の分だけ地球の裏側に立てないこともない。
 ただしこの地球空洞説では空洞の中心にミニ太陽があるので、そのミニ太陽の重力が遠心力を上回るかどうかで、球殻の裏に立てるかどうか決まることになります。

(横浜研開架)