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2016年5月1日日曜日

ネモ船長と海底都市 ジュール・ヴェルヌ

映画 1969年

19世紀半ば、ニューヨークから帰港中の英国船が難破する。何人かの船客がネモ船長の潜水艦<ノーチラス号>に救助され、水深1万8000m!の海底都市に連れて行かれる。そこは平和な理想郷だったが、地上に戻ろうとする乗客たちは、ネモ船長と対立してしまう・・・。

2016年2月28日日曜日

コケの島 ジュール・ヴェルヌ

1972 「幻島の謎 : 北極奇談 (7)」(1972,近野不二男著,社会思想社,東京堂書店の現代教養文庫,ノンフィクション)で紹介されているが翻訳はないかも

北極海の氷山島を扱った長編。

いかにもヴェルヌらしく,アラスカだかの岬と思えた場所が漂流をはじめ、漂流とサヴァイヴァルが展開って話ですね。(by 永瀬唯さん)

発行年号不明

ノーチラス号の冒険 ヴォルフガンク・ホーンバイン ジュール・ヴェルヌ

2009年 2006より刊行中。,創元社、全12巻。

ドイツのベストセラー海洋冒険ファンタジーのシリーズ。

ドイツの子供向け作品というと,なんか生真面目なイメージを持っていたのですが,
なかなかのぶっとびストーリー。なんとヴェルヌの『海底二万リーグ』の続編なんです。

登場人物

・マイク:主人公。ネモ船長の秘密裏の息子ダッカル王子。ネモ船長の遺産(カリブ海の地図に載っていない島とノーチラス号)相続人。唯一アスタロスと意思疎通できる。
・ベン:イギリス人の少年。口和悪く性格は強引。行動力がある。職人仕事では船内で一番器用。
・ファン:スペインの公爵の息子。冷静で明晰な考察を行う。「ドン・ファン」と呼ばれるのを嫌がる。
・クリス:イギリス人。最年少。豊富な知識と懸命な判断力。
・ハウル:宿敵ヴィンターフェルト艦長の息子。
・アンドレ:
・アルフォンス・トラウトマン:60歳を超える。元ドイツ海軍コルベット艦の元士官。ネモ船長のもとに身を投じて盟友となり、ノーチラス号の副長となる。
・グンダ・シン:インドのシク教徒の戦士。ネモ船長の元部下。マイクを「ご主人様」と呼ぶことを決してやめない。
・セレナ:アトランティス王国の最後の王女。1万年の眠りから覚める。アトランティス王国のピラミッドはクフ王のピラミッドの4倍の大きで、2匹の生きたスフィンクスが守っている。
・アスタロス:片目の黒猫でセレナの保護者。人の心が読める。

ふしぎの海のナディア ジュール・ヴェルヌ 

1990年 ●アニメ NHK 

アニメージュ文庫
小説ふしぎの海のナディア 上「青い光を抱いたプリンセス」
小説ふしぎの海のナディア 中「未来を夢見る大海戦」
小説ふしぎの海のナディア 下「はるかなる高い空」,
ナディアストーリーズ「ジャンとナディアのいちばん長い日」
Nadia the Movie「海から来た妖精」

これに登場する<ノーチラス号>(実は第二世代型惑星間航行用亜光速宇宙船”エリトリウム”)とネモ船長が最もかっこいい。

商船を襲ったのはガーゴイル率いるネオ・アトランティス帝国の潜水艦<ガーフィッシュ>。それに戦いを挑むのがネモ船長という設定。美女のメディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラが副長。

発明好きな少年ジャン・ロック・ラルティーグは, 謎のブルーウォーター(トリス・メギストス,賢者の石)を持つ出生不明でサーカスの少女ナディア・ラ・ アルウォールに出会う。

グラディス,ハンソン,サンソンの3人組と万能戦車<グラタン>に追われ, ナディアの生まれ故郷であるアフリカを目指して, 自作飛行機<エトワール・ド・ラ・セーヌVIII世>で逃走。海上に落下して漂流中のところ、謎の大海獣退治の命を受けた戦艦<エイブラハム号>に救助される。

終盤でNノーチラス号が登場するが、こちらは完全に宇宙船(第四世代型恒星間航行用超ド級戦艦”エクセリオン”)。

アトランティスの謎 ジュール・ヴェルヌ アレックス・マーチ監督

1978年 ●実写作品

ノーチラス号の中で冷凍睡眠していたネモ船長が現代に目覚め, 世界を脅迫する天才科学者カニンガム教授が乗るレーブン号と対決する。
核廃棄物が投棄されているミンダナオ海溝、アトランティス海底王国が登場する。
このノーチラス号はなんと原子力推進で、潜航深度1万m、速力120ノット。
電磁バリアーとレーザー・ビームとバチスカーフを持つ。デザインはダサい。

MovieWalker(詳細ストーリーあり)
http://movie.walkerplus.com/mv374/

2016年2月15日月曜日

竜宮城 ジュール・ヴェルヌ ルーシアン・ハーバアード監督

1929 ●実写 MGM映画 ジュール・ヴェルヌ「神秘の島」原作

監督ルーシアン・ハーバアード、ジュール・ヴェルヌ「神秘の島」原作

90%テクニカラー・サウンド,1850年,ヘトビア王国のダッカー伯爵は深海の研究に没頭。巨大なタコやカメやドラゴンに遭遇。1)

http://www.generalworks.com/databank/movie/title3/mys29.html

神秘の島/ミステリアス・アイランド ジュール・ヴェルヌ

1874 原題"L'Ile mysterieuse",集英社文庫、福音館書店(上下)

最後にネモ船長が登場する。
ウィキペディア(Wikipedia)


リーグ・オブ・レジェンド ジュール・ヴェルヌ

2003 ●実写

透明人間,狼女,トム・ソーヤ,ネモ船長らヒーローたちが協力して悪と戦う。
巨大なノーチラス号が登場。幅が非常に狭く、乾舷が非常に高い珍しい船型で、復元性に特別な仕掛けが必要と思われる。
アルキメデス螺旋式の推進器2基。
ウィキペディア(Wikipedia)

ディープ・シー20000 ジュール・ヴェルヌ ロッド・ハーディ監督

1997 ●実写 Village Roadshow and Frederick S Pierce Company's "20,000 Leagues Under the Sea", ビデオ

海底二万リーグのビデオ版の最新作。やはり多少のアレンジがあり,なんと,<ノーチラス号>にネモ船長の娘(なかなかの美女)が同乗している。
世界各地の海底で同時に爆弾を爆発させることによって地殻変動を緩和させアトランティスの海底基地を安定化させようとするが・・・。
カブトガニのような<ノーチラス号>がなかなか かっこいい。

generalworks
原題:20,000 LEAGUES UNDER THE SEA
製作年:1997年(日本劇場未公開)
上映時間:135分/カラー/ステレオ
ビデオ発売:マグザム/2000年8月4日/16,000円/字幕版・吹替版
製作:ヴィレッジロードショー(アメリカ)

■スタッフ■
監督:ロッド・ハーディ
製作総指揮:ジェフリー・M・ハイス、キース・ピアース、リチャード・ピアース
原作:ジュール・ヴェルヌ「海底二万里」
脚本:ブライアン・ネルソン
撮影:ジェームズ・バーテル
編集:ドレイク・シリマン
音楽:マーク・スノー

■キャスト■
マイケル・ケイン(ネモ船長)
パトリック・デンプシー(ピエール・アロナック)
ミア・サラ(マラ)
ブライアン・ブラウン(ネッド・ランド)
ケリー・アームストロング(リディア・ローリングス)
ピーター・マコーリー(マクチェオン)
セシリー・チャン(アイメイ)
ケン・センガ(シモダ)
20k Leagues- Michael Caine

海底二万リーグ ジュール・ヴェルヌ Hallmark film

1997 ●実写 Hallmark "20,000 Leagues Under the Sea", ビデオ,CFD 映画製作, 

ネモ船長が単なる変質狂的人物に描かれていて,これはちょっと残念。
20k Leagues- Ben Cross

海底二万マイル/海底二万哩 ジュール・ヴェルヌ ディズニー

1954 ●実写 監督リチャード・フライシャー

1954年度アカデミー特殊技術賞/色彩美術賞受賞
タツノオトシゴ風の潜水艦が印象的。ただし実際にはワニとサメをモチーフにしたとのこと。
若き日のカーク・ダグラスがネッド役。オットセイのエスメラルダがノーチラス号のペット。
火口湖を持つ島,バルケニアがノーチラス号の基地という設定。
初めて本格的な水中カメラが使用されたのだそうだ。

=>generalworks
原題:20,000 leagues under the sea
製作年:1954年
上映時間:127分/テクニカラー/モノラル
製作:ウォルト・ディズニー、配給:大映(アメリカ)
1954年度アカデミー特殊技術賞/色彩美術賞受賞

■スタッフ■
監督:リチャード・フライシャー
製作:ウォルト・ディズニー
原作:ジュール・ヴェルヌ
脚本:アール・フェルトン
撮影:フランツ・ブラナー
音楽:ポール・J・スミス
プロダクション・デザイナー:ジョン・ミーハン
衣裳デザイン:ノーマン・マーティアン
編集:エルモ・ウィリアムス
特殊効果:ジョン・ヘンチ、ジョシュ・ミードル
マット画:ピーター・エレンショー

■キャスト■
ジェイムズ・メイスン(ネモ艦長)
カーク・ダグラス(ネッド・ランド)
ポール・ルーカス(アロナクス教授)

=>岡田斗司夫コレクション(ノーチラス号)

海底六万哩/ジュール・ベルヌの海底二万哩 ジュール・ヴェルヌ スチュアート・パットン監督

1916 ●実写 DVD:「ジュール・ベルヌの海底二万哩-幻の洋画劇場」無声映画

無声映画。特撮は意外にも見事。実物大かも。途中から「神秘の島」が混じっているというか、なんの脈絡もなく島でグラマーな水着のおねーさんが登場する。

米映画,監督スチュアアート・ペイトン
バハマでロケ。水中カメラが使われた。ダイバーと大ダコの格闘シーン。1)
generalworks
原題:20,000 LEAGUES UNDER THE SEA
製作年:1916年
アメリカ劇場公開:1916年12月24日
上映時間:105分/モノクロ/サイレント
製作:パラマウント映画(アメリカ)

■スタッフ■
製作・監督・脚本:スチュアート・パットン
原作:ジュール・ヴェルヌ
撮影:ユージン・ガウディオ
美術監督:フランク・オームストン
水中撮影:ジョージ・ウィラムソン、J・アーネスト・ウィラムソン

■キャスト■
アラン・ホルバー(ネモ船長)
カーティス・ベントン(ネッド・ランド)
ウォリス・クラーク(ペンクロフト)
ハワード・クランプトン(サイラス・ハーディング)
ジェーン・ゲイル(ダーカー王子)
ルイス・アレクサンダー(ダーカー王子の娘) 他

岡田斗司夫コレクション(ノーチラス号)

海底2万マイル ジュール・ヴェルヌ ジョルジュ・メリエス監督

1907 モノクロ、サイレント映画

内容不明。
generalworks
原題:20000 LIEUES SOUS LES MERS
原題:20,000 LEAGUES UNDER THE SEA
製作年:1907年
モノクロ/サイレント
製作:(フランス)

■スタッフ■
監督:ジョルジュ・メリエス
原作:ジュールベルヌ「Vingt Mille Lieues sous les mers」(1869)

2016年2月14日日曜日

海底二万里 ジュール・ヴェルヌ

1869 仏題"Vingt Mille Lieues sous les mers", 英題"Twenty Thousand Leagues under the Sea", 角川文庫
新潮文庫(上下) 2012/8/27: 復刻版原書より全訳、イラスト112点完全収録の決定版、新訳
http://www.amazon.co.jp/dp/4102044027/
http://www.amazon.co.jp/dp/4102044035/


二万里、二万マイル、二万リーグなどあるが、この二万里=8万kmがもっとも正しい。
世界で最も有名な海洋SF。謎に満ちたネモ船長とその部下たち、虐げられた者を支援する〈ノーチラス号〉正しくは〈ナウティルス〉と発音)と、それに対する国籍不明の大型軍艦、この設定が非常に魅力ある作品を創り上げた。

科学技術面では潜水船ノーチラス、大気圧潜水服が登場。なんと海洋温度差発電への言及もある(角川文庫版:p.125)。
海洋科学面でも多くの記述がある。海洋生物(P.111)、海洋微生物(p.193)、地質時代(p.143)、海洋の熱塩循環(p.192)、海洋大気相互作用(p.576)にまで及ぶ。
特に膨大な種類の海洋生物の記述には圧倒される。これが1872年の「チャレンジャー号」による歴史的航海の前に書かれたとは、驚くほかない。

ノーチラス号とネモ船長
http://chikyu-to-umi.com/sf/nemo.htm

動く人工島"L'Ile a Helice"(スクリュー島) ジュール・ヴェルヌ

1895 創元SF文庫1978 

フランスで有名な弦楽四重奏団の4人はアメリカ巡業中に、謎のスタンダード島政府の手によって島に連れてこられた。スタンダード島は当時 最高の科学技術を使って作られた人工の島であり、
海の上を移動することができたのだ。

4人は島に上陸して、南太平洋の航海に乗り出す。南洋でのさまざまな 出来事、島内での2つの党派による対立などが描かれ、そして・・・。

2015年12月18日金曜日

地軸変更計画/Sans dessus dessous(上もなく下もなく) ジュール・ヴェルヌ

    1889年

 赤道上のある一点で巨大な大砲を南方に発射して、地軸傾斜角をゼロにする。これによって、現在の北極地方に眠るという石炭資源を開発し、また地球上から季節変化をなくしてしまおうとする。
 地軸変更によって回転楕円体が変化して海水準分布が変わり、地球規模の大惨事が迫る・・・。
 「月世界旅行」(砲弾による月周回計画)の続編にあたる。

氷のスフィンクス ジュール・ヴェルヌ

集英社文庫 1994 原著1897年

 エドガー・アラン・ポーの「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」の続編(地球空洞説?)。南極で消息を断ったアーサー・ゴードン・ピムの捜索隊は、途中の氷原で磁鉄鉱で出来たスフィンクスを発見するが・・・。

地底旅行/Voyage au centre de la Terre ジュール・ヴェルヌ

創元SF文庫 1865年

 鉱物学の世界的権威のリデンブロック教授は謎の古文書を見付け、甥のアクセルがその暗号を偶然に解いてしまう。それはアイスランドの死火山スネッフェルスから地球の中心に到達したことが書かれていた。アクセルらは苦労の末、深さ136kmで巨大な空洞と海を発見・・・。

 地球の中心には熱源があり、地底に向かうほど温度が高くなるという説に対し、地表面の金属が大気や水と反応して高温化したもので、地底は熱くないという説が登場。

(横浜研開架)

地球中心への旅 ジュール・ヴェルヌ

仏映画、監督セルジオ・デ・コモン、わずか59分 1909年

 内容不明。