ラベル 砕氷船 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 砕氷船 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年3月10日日曜日

アイス・ブレイカー 超巨大氷山崩壊

ロシア映画 2016年
実話に基づくらしい。

1985年3月、ペレストロイカの前、ソ連の砕氷船「ミハイル・グロモフ号」は南極のルスカヤ基地を出てロス海を航行中、超巨大氷山に遭遇し、レーダーを損傷。船長が責任を問われ、代わりの船長がヘリで派遣される。着船後にヘリが故障。自力脱出困難との判断から、新船長は救援を要請。ノヴォロシースク号が救援に向かう。
6月下旬になって食料も燃料も乏しくなる。超巨大氷山が接近し、それによって生じた割れ目を利用して自力脱出を図る。
http://hanbunorita.com/1/eiga/the-icebreaker.html

2016年5月7日土曜日

ダークウィスパー /Dark Whisper 山下いくと

単行本初版(バンダイ版)1990年7月30日発行。単行本は(3)まで。電撃コミックスでの隔月連載は未完結のまま2012年6月に終了している。
電撃コミックス EX
(1) 2000/3
http://www.amazon.co.jp/dp/4840214999/
(2) 2002/5
http://www.amazon.co.jp/dp/4840221227/
(3) 2004/1
http://www.amazon.co.jp/dp/484022563X/
Pure cyber comix
(1) 1990/7/30
http://www.amazon.co.jp/dp/4891890975/
(2) 1992/3
http://www.amazon.co.jp/dp/4891891769/

(中野 武さんの紹介文)
『新世紀エヴァンゲリオン』・『OVA版戦闘妖精雪風』等のメカニカルデザイナーとして知られる「山下いくと」が、これらに先立ち「描いていた」マンガ。
初出は1990年。
記憶では作者名は山下「育人」と書かれていた気がする…。(きお誠児さんと共に見かける事が多かった)

とても24年前の作品とは思えない流麗なデザインラインのメカニックがこれでもかと登場。 今でも十分通用する。「海洋系デザインとはこういうモノをいうんだ」と納得させられた。いわゆる「普通のマンガ」ではないので「読者を選ぶ」のが難点w

【あらすじ】(wikiより)
近未来、第3次世界大戦勃発と同時にアメリカ合衆国が「消失」した8年後の世界で、物語はプエルトリコから始まる。海底の沈没船から得体の知れないカプセルを盗み出したエノラは、突如、中から現れた黒髪の少女コヨミと出会う。偶然の覚醒だったが、祖国が消えてしまった事実を確認すると、コヨミは自分が「合衆国CIAの特殊工作員仕様の加工体…幼生固定体(ゾエアロックス~Zoea Locks)」である事を明かす。

国民の多くを伴い「消えた」アメリカ合衆国を巡り、再構築された各国の意図は大国消失後の新たな経済圏の発達と共に「合衆国消失の謎」に密かな争いを加速させる。
世界はすでに大規模な海面上昇に見舞われた時代であり、北極海、ニュージーランド等、海を舞台に展開される海洋冒険SF。
ーーーーーーーーーー
物語には「日本」も登場。
戦後8年の間に『第二次産業革命』があり、日本も海上移動都市国家「ギガンティック・トウキョウ」とに分裂している。作中では「技術革新で向かうとこ敵無しの日本が自分で作った競争相手」として紹介されている。

余談ですがこの「ギガンティック・トウキョウ」を私は自持ちのSIMの一つに命名しておりますw

(西村屋の紹介文)
単行本初版(バンダイ版)1990年7月30日発行。2000,電撃コミックス。2008年10月現在連載中。

 加工体コヨミとオーリオールがエラを持っている
 1990-92年の作品。作者は、「エヴァンゲリオン」、「不思議の海のナディア」、「青の6号」のメカニック・デザインも担当されている。素晴らしい海洋SFコミックス。

 第三次世界大戦の勃発直後、当事国だった合衆国が謎の消滅(マジック・リヴァティー)。その8年後、海中から引き揚げられた救助待機冬眠槽(レスキューフリーザー)から蘇生した米CIA特殊工作員仕様の加工体コヨミ(NIMBUS、アリス1)。別に蘇生した6人の米兵士たちは、浮上した巨大なトリマランに積まれた宇宙往還機に乗り込む・・・。

 その4年後、WSA(国際海洋資源調査隊)<アルビオンIII>(英国船籍。通常とは砕氷方向が上下逆のアッパータイプの砕氷船)は、北極観光財団の双胴砕氷船の救難に向かう・・・。

 その他、主人公ネレディー(ニド)・メスティス、その後見人のMr.ルースマ、ジェフ(ティファ)、豪州外務省合衆国資産管理局情報員の<アニタ・アルバーニ>、北極の謎の少女<オーリオール、メッセンジャー、アリス2>、エノラ(コヨミと一緒に民間救助会社<ウサギちゃんカンパニー>を開業)、ネコの十兵衛、シャチのジブジブが主な登場人物。

 <アルビオンIII>と超伝導電磁推進潜水艦との北極海での闘いなど凄い迫力。海面調整堤<コントロールバリアー>と海上新産業区<プロフィティス>、海中グライダー型のLNG省力潜水タンカー<プラスボイジャー>、海上移動都市国家<ギガンティック・トウキョウ>(全長15km)

2016年5月2日月曜日

深海のYrr :THE SWARM フランク・シェッツィング

ハヤカワ文庫NV,2008 姓のaはウムラウト
 
先月ドイツを訪問した際に、ブレーメン大学でお会いしたBohrmann教授から日本人(メタンハイドレートの松本良教授、AUVの浦環教授)も登場して面白いからと1冊のペーパーバック(881ページ!)をいただきました。今日、やっと読み終わり、西村さんの要請もあり、ごく簡単に紹介します。

 邦訳はまだなさそうです。ドイツではベストセラーで国際的に200万部以上売れたと表紙にあります。
 読後の感想は、まずたいへんに面白く読み始めたら止められない。副題が「深部(海)の小説」で、たいへんにスケールの大きな,海洋地球生物SFです。
 科学的にいいかげんなところがなく(現在の知見をフルに動員しているようである)、Bohrmannほかも実名で登場し活躍する内容です。

 どういう話かは、言えません。言えませんが、海洋の生物、環境が異常を来し始めて、人間社会に影響をもたらし始めます。さまざまな性格の登場人物が、そのわけを探って行くうちに、とてつもない問題であることがわかってきます。問題を認識対処するのに、科学者がどういうものか非常にわかっている描写になっています。読むうちに、気候変動、海洋循環、プレートテクトニクス,極限環境生物,生物多様性、環境問題などがすべて関係してきます。そしてそれ以上の話です。言ってしまうと、私が経験した、読み進むうちの興奮が損なわれると思うのでここまでにします。(by K.S.さん)

 この作品、”『海洋科学基礎講座』全6巻をハリウッドのパニック映画にした”といえばよいだろうか。普通の長編小説の数冊分にも匹敵する比類なき海洋SF大作である。ジェームズ・ポーリックの『腐海』という海洋SFの傑作があるが、有毒渦鞭毛藻類というプランクトンが人類を襲う。本作品でもこれが猛威をふるうほか、メタンハイドレートを食べるアイス・ワーム、旺盛な繁殖力のカワホトトギスガイ、猛毒のヒョウモンダコやハブクラゲ、眼が退化したユノハナガニなど少々マニアックな生物が人類を脅かす。

 さらに海洋大循環、プレートテクトニクス、大陸棚斜面や海洋島の崩壊、化学合成生態系など注目されている地球科学のウンチクが語られ、また、独調査船〈ゾンネ〉や砕氷船〈ポーラーシュテルン〉、東大浦研究室の自律型水中ロボット、各種の地球観測衛星、一人乗り水中滑空潜水艇、大気圧潜水服など実在の海洋メカもひととおり登場する。

 てっきり海洋オタクの一発もの作品かと思えばそうではない。元ミュージシャン志望、広告代理業も経験したという文系の人気作家であって、しかしその熱心さと筆力はタダモノではない。本書より先に翻訳されたノンフィクション『知られざる宇宙-海の中のタイムトラベル』では、ビッグバン以降、地球46億年の歴史から、生命の起源、海洋生態系、さらには浮遊式人工島ほか海洋工学分野を網羅する第一級の啓蒙書である。しかも図や表をいっさい使わず、巧みな比喩で一気に読ませてしまう。

 登場人物は、映画俳優似で女性にもてもての中年ノルウェー人生物学者と、イヌイット出身で恋愛に臆病な若い鯨類生態学者という対称的な2人を主人公とし、恋愛が絡み、敵キャラの人物像にも厚みがあり、サービス満点のエンターテインメントである。著者は映画とワインも大好きなようで、そこかしこに映画や俳優への言及があるのも楽しい。(SFマガジン掲載)

2016年5月1日日曜日

アトランティスを発見せよ クライブ・カッスラー

1999年 新潮文庫

 紀元前7120年、彗星がハドソン湾に衝突して地殻転位が起こり、高度な海洋都市国家同盟アメネス(アミーニース)が滅びたとする、グラハム・ハンコック「神々の指紋」をモチーフとした作品。面積約64万平方km、厚さ170~370kmのロス海棚氷を切り離すことで自転軸を狂わせるというトンデモない計画が登場する。

 2001年、謎の潜水艦<U-2015>、米砕氷船<ポーラーストーム>、米原潜<ツーソン>のほか、巨大な洋上都市船が登場する。

 <ウルリヒ・ヴォルフ号>は、全長1800m、幅450m、高さ32階、排水量350万トン、91万馬力のディーゼル推進、12万5000人を運搬。<カール・ヴォルフ号>はスーパータンカーで、5万エーカーの耕作地と5万人、<オットー・ヴォルフ号>は何十万もの食用と飼育用の動物と5万人を、<ヘルマン・ヴォルフ号>は貨物船兼整備船。5万人を収容。総数27万5000人。

 GPSは南極から1600km以内は測位精度が悪いとなっているが、本当だろうか?

2016年4月28日木曜日

船の工作模型 カヌーから原子力船まで20種 豊島要

設計工作教室9、誠文堂新光社 1963年

 モーターボート、灯船、外輪船、ショウボート、太平洋単独横断のマーメード号、ガレオン船、ヘンリーIII世の御座船、ネルソン提督のビクトリア、蒙古の軍船、練習帆船の日本丸、米ミサイル艦キャンベル、原子力商船サバンナ、大和、くれない丸、てるづき、空母レキシントン、三笠、近海漁船、砕氷船ふじ

2016年1月1日金曜日

復活の日 小松左京

ハヤカワ文庫SF 1974年

 196X年、-10度Cで増殖を開始、-3度Cで増殖率が100倍に、5度Cになると猛烈な毒性を持ち始めるという<MM-88>ウイルスが密かに持ち出され、それを積んだ小型機が嵐で墜落する。やがて猛烈な感染力のインフルエンザ「チベットかぜ」、神経性の心臓麻痺「ポックリ病」が人々を襲い、「ニューカッスル病」が鶏を襲う・・・。

 南極に生き残った1万人の人類に残された原潜として<ネーレイド号>(6000トン、二重反転プロペラ)と<T-232>が登場する。ウイルスという不思議な存在と、地球上での生物進化の過程が非常に詳しく書かれていて、小松左京の凄さに驚かされる。

 実話として、原子力船「むつ」は当初原子力砕氷観測船として計画されていたが、1967年に特殊貨物船に仕様変更されている。本書ではなんと当初計画のまま原子力砕氷船「知床」として南極観測に就役している設定でビックリ。5トンコンテナを運べるサムソンヘリ3機、ブリストル型大型ヘリ2機を搭載、巡航速力28ノット、砕氷能力8m以上(蒸気砲と動力砕氷器を併用)。

(横浜研開架)

2015年12月21日月曜日

古代ローマ船の航跡をたどれ クライブ・カッスラー

新潮文庫 1988年

 1991年10月。砕氷調査船<ポーラー・エクスプローラー号>がクライン・サイドスキャンソナーを使い、海底の隕石クレーターの内側にアルファ級原潜を発見。
 その他、ロボット潜水船<シャーロック>、NUMA調査船<サウンダー号>(曳航式)、潜水船<ディープローバー>、物質精査電磁気反応プロフィーリング装置(大地探査レーダーユニット”ジオレーダー・ワン”)が登場。
 人類学者リリー・シャープがヒロイン。

(部内留保)

2015年12月15日火曜日

滅びし獣たちの海>レッドツェッペリン 星野之宣

ミスターマガジン掲載、『滅びし獣たちの海』に含まれる 1994年

 米原子力潜水艦<ノーチラス号>が北極点浮上を試みるが、ソ連の潜水艦、爆撃機、原子力砕氷空母<レッドツェッペリン>がその行く手を阻もうとする・・・。

(横浜研開架)

2015年12月14日月曜日

地球発狂事件 海野十三


青空文庫 1945年

 別名「巨船ゼムリヤ号発狂事件」。標高五千十七メートルの霊峰ヘルナー山頂に一万数千トンもある巨船ゼムリヤ号が横たり火災に包まれているのが発見される。大西洋にいたはずの新鋭砕氷船がなぜ? 同じ頃、大西洋の海底で異常な地震が発生していたことが判明。潜水服による海底調査が行われる。するとそこには謎の知的生物の海底要塞があった・・・。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/875.html