ハヤカワ文庫SF 1974年
196X年、-10度Cで増殖を開始、-3度Cで増殖率が100倍に、5度Cになると猛烈な毒性を持ち始めるという<MM-88>ウイルスが密かに持ち出され、それを積んだ小型機が嵐で墜落する。やがて猛烈な感染力のインフルエンザ「チベットかぜ」、神経性の心臓麻痺「ポックリ病」が人々を襲い、「ニューカッスル病」が鶏を襲う・・・。
南極に生き残った1万人の人類に残された原潜として<ネーレイド号>(6000トン、二重反転プロペラ)と<T-232>が登場する。ウイルスという不思議な存在と、地球上での生物進化の過程が非常に詳しく書かれていて、小松左京の凄さに驚かされる。
実話として、原子力船「むつ」は当初原子力砕氷観測船として計画されていたが、1967年に特殊貨物船に仕様変更されている。本書ではなんと当初計画のまま原子力砕氷船「知床」として南極観測に就役している設定でビックリ。5トンコンテナを運べるサムソンヘリ3機、ブリストル型大型ヘリ2機を搭載、巡航速力28ノット、砕氷能力8m以上(蒸気砲と動力砕氷器を併用)。
(横浜研開架)
JAMSTEC共済会サークル「SF倶楽部」が収集した地球・海洋SFを収録。これは書評ではなく、創作作品に登場する地球・海洋・生命科学ネタを紹介するものです。旧「地球・海洋SF文庫」よりこのBloggerに再登録完了。
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・出典:少年少女海洋冒険物語(Sayalautさん)
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・バーチャル博物館
Contents
乗物:"潜水船", "潜水艦", "スーパー・サブマリン", "ロボット", "ダイビング", "モビルスーツ", "水上船舶", "調査船", "掘削船", "砕氷船"
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
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