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2016年5月2日月曜日

クジラたちの海-2万マイルの探索 カメクジラネコ 

評論社 1995年

2006年ベスト地球・海洋SFオンライン作品・同人誌部門最優秀作品

 単なる反捕鯨作品を超えたいい作品です。ロバート・シーゲルの鯨シリーズと並ぶ傑作ではないでしょうか。
 ストーリーは、ミンククジラの母親が狂えるシャチ親衛隊にさらわれた息子を救出するため、ザトウクジラやシロナガスクジラやマッコウクジラの仲間と出会いながら南極海~グレートバリアリーフ~北米太平洋岸~日本近海へと旅をして、そこでついに対決、というものです。百本足の巨大イカも登場します。

 自然科学、海洋生態系の教科書的な内容も豊富ですが、生態系の中での人間という存在の意味を鯨の視点から鋭く考察しています。といって決して解説調ではなく読みやすく、ストーリーもよくできています。

2015年12月3日木曜日

クジラたちの海~2万マイルの探索~/クジラたちの海─the next age─ カメクジラネコ

オンライン作品 2013.9.5完結

カメクジラネコ「クジラたちの海~2万マイルの探索~」(評論社1995年)について、評論社と正式合意が得られて改訂版がウェブ
版とpdfで公開されています。
ウェブ版
http://www.kkneko.com/nvl/sec00.htm
PDF版
http://www.kkneko.com/nvl/whalesocean_a.pdf
http://www.kkneko.com/nvl/whalesocean_b.pdf
評論社版に比べ、読みやすくなるよう手直しされています。

次にその続編の「─the next age─」もウェブ版とpdfで公開されました。
ウェブ版
http://www.kkneko.com/nvl/nmokuji.htm
pdf版
http://www.kkneko.com/nvl/whalesocean2_a.pdf
http://www.kkneko.com/nvl/whalesocean2_b.pdf
前編から15年後、前編の主人公クレアの双子の息子ジョーイが後編の主人公です。
〈ミンククジラ族〉の視点から書かれた前編とは大きく変わり、〈毛なしのアザラシ
族〉(人間)の視点と〈ミンククジラ族〉の視点から交互に書かれています。