1984
近未来。超大国が始めた65日戦争が終わって1年10ヶ月。核の欧州でアメリカとロシアが地図から姿を消しヨーロッパも壊滅。疲弊しきった北大西洋連合軍とアルゼンチンやチリや第三世界が大陸棚資源や海底鉱脈を巡って断続的な戦いが行われており、南極の大陸棚の油田が炎上している。
アメリカが南極大陸周辺の深海底に設置した6つの究極の自動戦闘要塞群のうち2つまでは機能解除されたが、3つ目の<クラック-1>は目覚めてしまい、機能解除に失敗。攻撃艦2隻、潜水巡航艇1隻、ロボット潜水艇1基、攻撃機6機が失われ、巡洋艦1隻が航行不能状態、440人の命が奪われた。要塞が目覚めた原因は軌道上に放置されていた軍事衛星の気まぐれな核ミサイル発射によるとされた。もし再び機能解除に失敗すれば、,ほかの3つの要塞も連鎖反応で全面核攻撃が始まりかねない。
技術屋出身で米国民間人のバーバラ・カストナーが要塞攻略作戦監督官に祭り上げられ、最新鋭の小型のサイボーグ潜水艇<デーモン-4>に最後の望みが託される。<デーモン-4>の司令ユニットに組み込まれた人の生体脳は不必要な部分が取り除かれ、元の人格は完全に消されるか抑圧されているはずだった。マニピュレータ操作員としてサイモン・カムフィールドが搭乗し、最初のミッションに成功するが、なぜか精神的ショックによって再搭乗不能となる。そこで民間人のマギー・ブレインが搭乗することになるが・・・。
アメリカが南極大陸周辺の深海底に設置した6つの究極の自動戦闘要塞群のうち2つまでは機能解除されたが、3つ目の<クラック-1>は目覚めてしまい、機能解除に失敗。攻撃艦2隻、潜水巡航艇1隻、ロボット潜水艇1基、攻撃機6機が失われ、巡洋艦1隻が航行不能状態、440人の命が奪われた。要塞が目覚めた原因は軌道上に放置されていた軍事衛星の気まぐれな核ミサイル発射によるとされた。もし再び機能解除に失敗すれば、,ほかの3つの要塞も連鎖反応で全面核攻撃が始まりかねない。
技術屋出身で米国民間人のバーバラ・カストナーが要塞攻略作戦監督官に祭り上げられ、最新鋭の小型のサイボーグ潜水艇<デーモン-4>に最後の望みが託される。<デーモン-4>の司令ユニットに組み込まれた人の生体脳は不必要な部分が取り除かれ、元の人格は完全に消されるか抑圧されているはずだった。マニピュレータ操作員としてサイモン・カムフィールドが搭乗し、最初のミッションに成功するが、なぜか精神的ショックによって再搭乗不能となる。そこで民間人のマギー・ブレインが搭乗することになるが・・・。
詳細
局地戦略迎撃システム/戦略的地域統制システム<クラック-1>は水深4700mの海底に設置され、半径1000mの侵入阻止限界(迎撃射程)を設定、半径500km地点6箇所に外部サテライトセンサー(高速魚雷4,小型魚雷ボルト9)を設置、半径40kmの防御周界を設定、半径20km地点6箇所に防御サテライトを設置。要塞本体には司令サイロ,主原子炉サイロ、小型の非常用補助原子炉、海中・空中迎撃用のロボット戦闘体格納庫、ロボット戦闘体の展開用搬送体2基の待機パイロン、熱排出グリッド、直径2km六角形マスター・ソナー、防衛用ボルト・マガジン4基、魚雷24基がある。<クラック(クラーケン)>のほか<ジーグ(ギュエス)>,<ブライアー(ブレアレオス)>,<コット(コットス)>などの要塞群がある。
最新自由意志型ロボット戦闘体AVRCS・深海潜航多機能型巡航艇DR-MCCV<デーモン-4>は全長15m,幅3.2m,高さ2.6m,空中重量 64トン、浮上中の乾舷30~45cm、最大潜航深度7500m、2400時間/24000キロ連続航行可能。主ジェット噴流で速力32.5ノット以上。静穏を要する時は蠕動モーターによるブラウル航行で11ノット。剪断器,マジックハンド、40センチ魚雷10(12)、防御用小型魚雷ダート 20(18)、デコイ6、小型音響攪乱器シュリーカー20、原子炉。外殻はGRP製。サイボーグ自由意志型コントロールCYVOC/HYLAS。一人乗りカプセルの生命維持時間15時間を60時間に延長。
<デーモン>技術チーム:チーム長:アール・デスコー少佐(黒人)、副官:ダイアン・カレン、原子炉・動力系:ローズ・アルディーニ大尉、マジックハンド・搭乗員カプセル:マギー・ブレイン、性能をモニターする検査官チーフ:ブレンダ・ローチャー、司令ユニットのソフトウェア・心理学責任者:ジャネット・パーク、司令ユニットのハードウェア・システム責任者:リック・ホールソン、兵器担当将校:ジェリク
この世界では海洋温度差発電OTECが稼動し、南極の大陸棚石油掘削が行われ、イルカ、シャチ、さらにはダイオウイカ(アルキテウティス・プリンセプスかアルキテウティス・ロンギマヌスチト)が軍用訓練されている。
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