2016年1月16日土曜日

八月の花の名 高本淳

アニマ・ソラリス100号~102号への投稿作品。2008年

http://www.sf-fantasy.com/magazine/novel_l/august/index.shtml

湖沼や沿岸部の水質の大規模な富栄養化、それと「スピルリナ・オムニシーダ」と呼ばれ、神経毒を撒き散らす『皆殺し藻類』がきっかけとなって世界が破局した。その後の物語らしい。

赤茶けたアタカマ砂漠の砂礫でおおわれた地表に閉鎖生態系『スフィア』はある。『スフィア』は最大五千人の人間が暮らせる大きさがあり、フラクタル次元をもつユークリッド量子時空構造で包まれている。『スフィア』のドームを形づくるフッ素ポリマーパネルはホーキング・スクリーンの展開導体になる特殊な合金の枠組みに取り付けられている。

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