2016年5月3日火曜日

ドス・アギラス号の冒険 椎名誠

たむらしげる 画, 偕成社 1991年

 ボクス船長と歴史学者・群島生物学者のコロンバス博士は、ドス・アギラス号(三羽の鷲の意味)で冒険の旅に出る。風を吸い込んで背後に激しく吹き出す<<オムの回転帆>>を動力とし、揺れをなくす螺旋舵、くいつきアンカーを装備し、4人の武装船員を率いている。

 目的地は南オクトパス諸島のヌル海峡に面するガブリエール島。秘境中の秘境として名高いその島の奥地に隠された翼のある卵「飛び玉」を探しに向かう。その行く手にはトパス海域の竜巻「怒れる海牛」、東ヌル海の高さ500mの隆起噴流「竜の衝立」などが立ちはだかる・・・。

 波乗り魚、あばれ手長藻、エンリケ・ベラの星まねし、舞魚、噴射イカ、ともしび貝などの海洋生物、ドリル・バード、さしわたし1800mの巨大な鳥などが登場する。

(その他の乗組員)
機関長:ドノバン
専任見張り役:ミルトソン
一等航海士兼船員コック:すり足マック
海釣り人:フック

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