2015年12月5日土曜日

水底の記憶 早坂千尋

短編。ジャンク・ヤード3町目07番地Progressive#5 同人誌 2005年

 2017年、南氷洋に小天体が落下。南極大陸の半分が融解するとともに、巨大津波で南米の先端、ニュージーランド、無数の島々が消滅し、環太平洋、大西洋の海岸線が甚大な被害を受ける。
 さらに落下地点の海底で無数のハイドレートが噴出して温暖化により海面が上昇。それに加えて地殻の破壊による群発地震も発生。世界規模の食糧難が起り、唯一の超大国が自滅し、世界の物流の大半が停止する。
 その10年後。調査母船『ビシュニアック』の面々は大気圧潜水服(ハードスーツ)”グスタフ”で過去の遺物や情報を回収するサルベージャー。水深330mの海底に沈んだ街の調査を依頼される。

・伊那崎瑞穂:ヒロイン、実務に就いて二年目のダイバー。肩まである長い黒髪、眼鏡。
・志賀哲也:調査母船『ビシュニアック』のダイバー。180センチ近い長身。2年前に八丈島沖で学校の潜水艇が水深220mで浸水が始まった時、ヘリオックス(ヘリウム酸素混合ガス)を使ったテクニカルダイブで救助した実績あり。
・千乃(ゆきの)、奈子(なこ):ビシュニアックに配属されたスイマー。瑞穂と同期。
・クリス:潜水医学専門の船医。十代で医学博士号を取った天才。
・ジェフ
・武藤:白髪混じり

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