2015年12月9日水曜日

デイ・アフター・トゥモロー/スーパーストーム-世界が氷に覆われる日/The Coming Global Superstorm アート・ベル&ホイットリー・ストリーバー

原著1999年、メディアファクトリー、2004/04

 映画「デイ・アフター・トゥモロー」の原作となったフィクションの各区切りごとにノンフィクション部分を挿入している。
 ある部分だけを除くと、地球科学に関する興味深い問題を丁寧に取材している好著に見えるのですが、残念ながら捏造・盗作作家グラハム・ハンコックの「神々の指紋」のウソ(スフィンクスの雨水による浸食跡、マンモスの突然の氷結などで出典の歪曲あり)にだまされて、高度な文明が大異変で滅んだことを力説していて、本書を台無しにしている。ハンコックと違うのは大異変がヤンガードリアス事件のあった1万2千年前ではなく、その後完新世に入ってから起きた8000年前の寒冷化で滅んだとしている。

フィクション部分
 ブイに異常データが見られるアラームが鳴るが、故障とみなされる。そのうち、ロシアでは雷雨と竜巻を伴う低気圧を伴う「スーパーセル」と呼ばれる種の「トルネードケーン」が、西太平洋では「スーパー台風」マックスが発生。
 真夏のオーストラリアでは季節はずれのブリザードが。
 マックスは最大風速97mとなって東京を直撃。128万8704人の死者。英気象庁ハドレー気候予測研究センターのアレックス・リッチは、米NOAAシビアストーム研究所のボブ・マーチンに・・・。
 ノンフィクション部分ではジャイアント・インパクトで月ができたお陰で地球の自転速度が低下したことや、木星効果、銀河でのガンマー線バースト、大絶滅と生物進化に言及している。

(横浜研開架)

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