2016年2月28日日曜日

海底五万マイル:Taina Dvukh Okeanov ゲレゴリー・アダモフ

1956年 翻訳:工藤精一郎,講談社 少年少女世界科学冒険全集 11

似た題名だが,ヴェルヌ作品ではなく,雰囲気も異なる作品。
レニングラードを出航したソビエトの特殊潜水艦<ピオネール号>が、氷山に衝突して沈没した客船から脱出した少年ブニャーク・パブリックを救助。大西洋を南下し、南米と南極大陸を間を抜けてウラジオストクまで科学調査の航海に出る。

調査目的は,深海潮流、深海動物の分布、海底の地質や地層,海底における物理的・化学的変化などを調べること。大うみへびと大いかとバラクーダの戦い, まっこうくじらと大タコの戦い, 大カニの大群、プレシオサウルスが登場する。氷山に閉じこめられるところはヴェルヌ作品を彷彿とさせる。

<ピオネール号>は赤外線偵察機(空中・海中)を両舷に, 原子砲!を船首・船尾に搭載している。原子力推進ではなく、海洋温度差発電で充電する点がユニーク。速力110km/時。潜航深度12000m?。ゴム製小型快速艇を搭載。

詳細

(乗組員)
・パブリック少年:ブニャーク外交官の息子
・ウォロンツォフ艦長
・ホグロフ大尉:
・クラフツォフ中尉:
・ロルド博士:動物学者。頭でっかち,ずんぐり。
・シュラービン博士:海洋学者
・むくどりくん:ひげ面の大男
・ゴレロフ:主任技師/第一機関手,大男
・ロメイコ:機関助手
・プレトネフ:無電技師
・コルネエフ:第一電気技師
・マラート:電気技師
・ツォイ:化学班
・チジョフ:第一砲手
・シドレル:写生家
・クルチツキー:潜水夫
・シチェルビン:そうじ夫
・マトベエフ

(登場生物)
・カニ、まっこうくじら、大だこ、さめ/つるぎざめ、大うみへび、大いか、バラクーダ

ジュブナイルSFの世界

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