2016年2月28日日曜日

原潜919浮上せず デイヴィッド・ラヴァリィ

1971 ●実写 ハヤカワ文庫NV/「原子力潜水艦浮上せず」(1978年,米映画。チャールトン・ヘストン主演)

原潜919<ランサーフィッシュ号>は,貨物船と衝突し水深1235ft(374m)の海底に沈没。
救助艦<キングフィッシャー号>は,海面下 100ftに到達した連絡用浮標(メッセンジャー・ブイ)
にケーブルを継ぎ足し、マッカン式救助用潜水球(レスキュー・ベル)を降ろすが、潮流が強くて ハッチまで到達できない。

ソ連から海洋観測船<ニコライ・トルノフ号>に搭載された深海調査用を兼ねた救助球<ベントスV>による救助の申し出がくるが、米海軍はそれを断り、マッカン式救助球の改良版の完成,又は,DSSP(深海沈船救助計画)で開発中のDSRV(深海沈船救助艇)の完成まで待つとの方針を決める。
現場司令官 ホームズ大佐は、一人の船乗りとして決断する・・・。

ウッズホール海洋研究所の海洋調査船,オセアニック・インターナショナル社の最新型深海艇
<シーサーチ号>(オカリナ型。<アルビン>がモデルと思われる)と支援母船<マニーン・エクスプロラー号>、その他,レイノルズ・アルミニウム社の<アルミノート号>、ウェスティングハウス社の<ディープスター 4000号>,<トリエステII号>という懐かしい名前が登場する。
SFではないが,海中工学がリアルに描かれている。

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