光文社2007年
西暦4世紀の後半。邪馬台国はすでになく、小国が分立し、大和朝廷が姿を現し始める前、朝鮮半島に百済、新羅、高句麗が出現した頃。
南九州で津波などの天災が頻発する。小舟で漁に出ていた磯良たち4人の若者は海底火山の爆発による津波で村を失う。そこで謎の少年(海童、ミケツ)に出会う。磯良たちは水道を抜けた隣の村で赤女に出会う。どこからかミケツが現れ、動かなかった海底の石神が引き上がり、魚群が押し寄せるが、大津波が襲い、赤女の村は壊滅。磯良たちはさらに岬を越えて内海(不知火の海=有明海)に入る。そこには漁師の後家オオタラシが巫女となっていた。そこに三たびミケツが出現。そこに隼人族が襲う。
この戦いの最中、浜子は隼人族の仲間になり、不知火の海を北上し、佐嘉の川を遡る、そこには世田姫を崇める。
一方、磯良は遥か西方のみみらくの浜(五島列島)に流れ着き、クズナと鮎女に助けられる。3人は末羅、伊都とミケツらを追う。伊都にたどり着いたミケツらは、伊都の王、五十迹手(いとで)から雷の山にいる日矛の女神に誓約するよう言われる。そこで巫女に雷が落ち、天の逆矛をオオタラシに授ける。 末羅には百済の将軍、木羅斤資(もくらこんし)が。伊都の海人らを再び隼人族が襲う。そこに七枝刀を持つミケツと百済将軍を乗せた息長(おさなが)の大船が。 ミケツらは奴の津へ 岡の国の巫女ツブラ媛を打ち破り、いよいよ穴門へ。浜子は速鞆の瀬戸を無事に通過して潮満珠の島に流れ着き、そこで豊玉のトモに出会う。 磯良は巨大なハンマーヘッドシャーク、サイモチの神、潮満珠と潮干珠を狙う隼人族。
穴門の大男、武振熊は、ミケツに大船を建造して献上する。
(登場人物)
磯良(いそら):主人公
浜子(はまこ):磯良の仲間
男狭磯(おさし):磯良の仲間
荒雄(あらお):磯良の仲間
ミケツ:謎の子供、海童(わたつみ)、客人神(まれびとがみ)
アドベのイソラ:ミケツの守護者
赤女(あかめ):磯良の恋人になったが・・・。
JAMSTEC共済会サークル「SF倶楽部」が収集した地球・海洋SFを収録。これは書評ではなく、創作作品に登場する地球・海洋・生命科学ネタを紹介するものです。旧「地球・海洋SF文庫」よりこのBloggerに再登録完了。
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・出典:少年少女海洋冒険物語(Sayalautさん)
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・バーチャル博物館
Contents
乗物:"潜水船", "潜水艦", "スーパー・サブマリン", "ロボット", "ダイビング", "モビルスーツ", "水上船舶", "調査船", "掘削船", "砕氷船"
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
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