2016年4月30日土曜日

新旭日の艦隊 FINAL 安田忠幸

中央公論新書 2001年 画集

 荒巻義雄作のパラレルワールドでの太平洋戦争シリーズの最新版「新旭日の艦隊」のイラストレーターによるイラスト集。このシリーズはかなりSFっぽくなっていて、電磁推進を推進器とする<レヴィアータン>(核力推進=原子力?)、<新日本武尊>(やまとたける、トリウム溶解塩炉)、<須左之男>(すさのお、核融合エンジン)などが登場する。

 挿入されている荒巻義雄の書き下ろしには、パナマ運河に置かれた気象兵器によって北大西洋海流が停止し、ノルウェー沿岸までが氷結すること、第三紀~第四紀の地球環境の変遷、ビリー・レイスの海図にある南極大陸文化説がプレートテクトニクスや人類考古学と矛盾していることまで書かれている。

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