2016年5月7日土曜日

デセプション・ポイント ダン・ブラウン

上下巻
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「ダ・ビンチ・コード」で有名な著者による作品だが、読み始めは大統領選挙を巡るスキャンダル含みの社会小説。もうちょっと読むと意外なことにNASAによる生命科学上の大発見。下巻まで読むと、海洋SFと分類せざるを得ないことが分かる。

 最後までどんでん返しだらけだが、日本ではダイオウイカと並んで超有名な深海生物がある鍵となっているため、日本の読者は上巻を読んだ時点で下巻の展開が予想できてしまうのがちょっと不幸かも。...

 ナショナル・ジオグラフィックの番組で案内役だったウッズホール海洋研のバラード博士をモチーフにしたと思われる研究者がヒロインの恋人役。
 中央海嶺で時折発生するメガプルームに調査船が巻き込まれるシーンもある。

このほか突っ込みどころ満載だが、ネタバレになるので、ここまでにします。

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