「航空宇宙軍史」シリーズ、ハヤカワ文庫JA 1987年
以下の4話からなる連作長編。
第1話:タナトス戦闘団
第2話:ジョーイ・オルカ
第3話:トランパー・キリノ
第4話:星と海とサバンナ
全体は21世紀末に起こった航空宇宙軍(地球・月系)と外惑星連合軍(木星・土星他)の戦争時の事件とその40年後の話。そのうち第2話は、21世紀末に国立海獣訓練センターで、放牧船団で魚群を誘導するため飼育・訓練されていたシャチのジョーイが、宇宙戦闘艦の制御系に使われて戦う話です。(by 室橋さん)
第1話:タナトス戦闘団
土星の衛星タイタンの高緯度地域にあるエイラト基地では、生体脳を用いた戦略的判断の下せる制御システムが密かに開発されていた。ジェームズ・ランド中尉、整備工のハンス・ホルツァー軍曹、医師のマリア・シソン博士、情報管制官のピーター・ギゾム二士、ジアウル・ラクソン技師、サミュエル・ブーフハイム少佐ら12人の脳を本体のコンピュータであるラザルスが統括していた。
エイラト基地の研究成果物を接収するという命を受けた外惑星連合軍タナトス・コマンド中隊のダンテ隊長は、そこでラザルスを発見する。ラザルスは秘密保持のために自分たちを破壊しようとする基地内の研究員の思考に入り込み全員を殺害していたのだった。ダンテ隊長は彼らにタイタンを脱出して生き続けるよう説得する・・・。
第2話:ジョーイ・オルカ
「海のシェパード」となるべく訓練を受けていたジョーイたちは、入り江の向こうの外海から仲間の悲痛な声を聞き、助けに向かった。実はそれは密漁団による録音された鳴声だった。7頭のシャチが拉致されたがジョーイは密漁団のボートに逆襲し重傷を負いつつも助かる。しかし、ジョーイは人を襲ったシャチとして処分が命じられ、訓練士の長谷川技官はジョーイを密かに連れ出し、野生に帰ろうとしないジョーイにダイバーナイフで切りつけて去らせる。
やがて野生のシャチの群れを率いるリーダーとなったジョーイは、シロナガスクジラの群れを仕留めようとするところ、ヘリコプターの攻撃を受ける。再び目覚めた時、ジョーイは宇宙船となっていた・・・。
第4話:星と海とサバンナ
タイタンを脱出したラザルスたちは、オルカキラーに積まれて・・・。
=>青年人外協力隊(谷甲州黙認ファンクラブ)
JAMSTEC共済会サークル「SF倶楽部」が収集した地球・海洋SFを収録。これは書評ではなく、創作作品に登場する地球・海洋・生命科学ネタを紹介するものです。旧「地球・海洋SF文庫」よりこのBloggerに再登録完了。
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・出典:少年少女海洋冒険物語(Sayalautさん)
・SF倶楽部の図書購入・寄贈履歴
・バーチャル博物館
Contents
乗物:"潜水船", "潜水艦", "スーパー・サブマリン", "ロボット", "ダイビング", "モビルスーツ", "水上船舶", "調査船", "掘削船", "砕氷船"
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
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