2020年4月25日土曜日

シード・オブ・デストラクション

2011年、米・カナダ映画/FOXムービー

アラムート計画が開始されてから671日目、植物X-0359はジェレミー・フレーム博士が吐き出した煙草の煙から一酸化炭素、アンモニア、二酸化窒素などあらゆる不純物を瞬時に浄化した。そこはフレーム博士がエデンの園を再生して地球を浄化するための実験を行っている庭園である。

それはアダムが“エデンの園”から持ち出したと死海文書に記された古代植物。3年前、植物遺物を専門とするジョスリン・スタイン博士がエデンが存在したとされるギョベクリ・テベの新石器時代の遺跡から発掘したツボの中にあった種子から育ったものだ。フレーム博士はツボの中には陶器の欠片しかなかったとウソをついていたのだ。

それは地球が汚染される前に存在した植物であり、環境を浄化する能力はもとより、人の怪我を治癒する能力まであり、毒を与えると成長する。その“種”が”庭園”から盗まれ、有害ごみの投棄場所と噂されているネバダ州ラブロックのケンブル鉱山に持ち込まれたが、アクシデントで地上に落下して発芽。巨大な根が地中を暴走し始めた。

F-16のミサイル攻撃でさらに狂暴化し、48km/時で米国全土を覆いつくすまであと一週間。なぜか巨大根の侵食から逃れている地域があることを衛星画像で発見したスタイン博士らは庭園の土壌から抗毒素を抽出。側根は胚から出た主根から延びる。主根を見つけて抗毒素を注入しようとする。

一方、フレーム博士は根の代謝を抑制する抗体を完成。それを主根に注入して休眠させ、その間に制御する方法を発見して地球を浄化しようとする。


思考の遊戯:https://reguls.hatenablog.com/entry/2019/12/07/185949

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