2015年12月4日金曜日

千葉県立海中高校 青柳 碧

講談社バース 2010.5.20

海流発電システム(ペルノワ式四層型回転翼。架空の技術)が実用化され、また下水汚物のリサイクルによって水中でのみ使用可能なシーコンクリートを用い、海面上昇の時代に備えて東京湾の千葉県側に実験的海中都市、千葉県海中市が誕生した。そこにある県立海中高校に通う女子高生の物語。
海中市がやがて破綻して10年後、港区の都立高校の新聞部の生徒が、海中高校出身の化学教師を取材し、その切ない思い出がよみがえってくる・・・。
民主党の事業仕分けで中止に追いやられたプロジェクトとか、進行していたダム計画が廃止となって翻弄される地元住民とかの話が重なるようなストーリー。
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(横浜研開架)

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