2016年1月1日金曜日

鉄の巨魚 田中光二

徳間文庫 1980年

 原発を隠れ蓑に、米国から購入したパーミット型原潜の改造が密かに行われていた。その原潜<あきつしま>(排水量3000トン近く)は攻撃兵器としてよりもむしろ核戦争勃発時に要人を安全な場所、ノア・ポイントに避難させるためのものだった。その場所とは南大東島の西南にある赤島という無人島。そこには直径150m、高さ300m、千人を収容可能な巨大な地下シェルターが建設されていた。

(横浜研開架)

0 件のコメント:

コメントを投稿