『ポオ全集』1/『ポオ小説全集』 1883年
アーサー・ゴードン・ピム氏がポオ氏に語った南海の冒険の物語。海の冒険に憧れるピム少年は、1827年のある日、友人ピーターズに誘われて捕鯨船に密航する。米東海岸のナンタケット島を出発した二人は、船内での暴動と強風による難破に遭遇し、漂流の身となる。
危ういところをスクーナー船に助け出され、船は南米沖から喜望峰を巡って南極圏へ。氷原の果ては水温が高く、海流は南へ向かう。訪れた島でスクーナー船は野蛮人に襲われ、辛くも逃れた二人が見たものは、野蛮人と同じ叫び声をあげる不思議な鳥だった‥‥。
1837~1838年発表の、ポオ唯一の長編。今日で言うSF度は低いものの、純粋な海洋冒険記として始まり、やがて未知の世界へと辿り着く物語は未完であるが、だからこそ読者の想像力を刺激し、のちのSF作家にその世界観が受け継がれた。「ポオの小説は始まりが退屈で難解だから嫌い」という人にも安心してお勧めできる娯楽小説。
その続編としてジュール・ヴェルヌの『氷のスフィンクス』(1897)、H・P・ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』、ルーディ・ラッカーの『空洞地球』が書かれている。
=>エドガー・アラン・ポオ(a href="http://member.nifty.ne.jp/wooddoor/index.htm">木戸英判のホームページ
より)
アーサー・ゴードン・ピム氏がポオ氏に語った南海の冒険の物語。海の冒険に憧れるピム少年は、1827年のある日、友人ピーターズに誘われて捕鯨船に密航する。米東海岸のナンタケット島を出発した二人は、船内での暴動と強風による難破に遭遇し、漂流の身となる。
危ういところをスクーナー船に助け出され、船は南米沖から喜望峰を巡って南極圏へ。氷原の果ては水温が高く、海流は南へ向かう。訪れた島でスクーナー船は野蛮人に襲われ、辛くも逃れた二人が見たものは、野蛮人と同じ叫び声をあげる不思議な鳥だった‥‥。
1837~1838年発表の、ポオ唯一の長編。今日で言うSF度は低いものの、純粋な海洋冒険記として始まり、やがて未知の世界へと辿り着く物語は未完であるが、だからこそ読者の想像力を刺激し、のちのSF作家にその世界観が受け継がれた。「ポオの小説は始まりが退屈で難解だから嫌い」という人にも安心してお勧めできる娯楽小説。
その続編としてジュール・ヴェルヌの『氷のスフィンクス』(1897)、H・P・ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』、ルーディ・ラッカーの『空洞地球』が書かれている。
=>エドガー・アラン・ポオ(a href="http://member.nifty.ne.jp/wooddoor/index.htm">木戸英判のホームページ
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