東海大学出版会 2007
無人機と潜水船についての技術バリバリの本、「ロボット工学便覧」みたいな本かと思ったら、地球の大きさを基本的な数学で実感させるなど、高校で習ったことのある知識でなんとか理解できるようにしたり、ところどころに親しみやすい与太話を交えるなど、読みやすくする工夫と努力の跡が感じられた。
それと、この本を読むと、高川氏はエンジニアというより理科の先生という感じですね。身の回りに隠れている「不思議」を見つけ出し、それを納得のいくまで考え抜いて、納得のいく答えが見付かったときの爽快感が忘れられなくなり、それが中毒となってまた「不思議」探しをする、と前書きに書いてある。
深海にどんな不思議があるのかを紹介する部分では、高川氏自身が地球内部になぜマグマ溜まりができるのかなど疑問を持ち、そのようないくつもの「不思議」を解き明かすために無人機や潜水船や掘削船を開発するという高川氏の基本姿勢に感心した。
個人的には、無人機のケーブルが捩れていくメカニズムの話、水中音響学の体系的な紹介、深海掘削のこれから開発されようとしている技術などが読めて大変うれしかったが、そのほかにも私が耳学問で知っていた技術の経緯や意味を体系的に説明してあり、なんども「ヘー」を発しながら読ませてもらった。
JAMSTEC共済会サークル「SF倶楽部」が収集した地球・海洋SFを収録。これは書評ではなく、創作作品に登場する地球・海洋・生命科学ネタを紹介するものです。旧「地球・海洋SF文庫」よりこのBloggerに再登録完了。
右側に分類、著者、原著の刊行年、保管場所を示す。
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・出典:少年少女海洋冒険物語(Sayalautさん)
・SF倶楽部の図書購入・寄贈履歴
・バーチャル博物館
Contents
乗物:"潜水船", "潜水艦", "スーパー・サブマリン", "ロボット", "ダイビング", "モビルスーツ", "水上船舶", "調査船", "掘削船", "砕氷船"
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
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