2016年4月30日土曜日

水域 椎名誠

1990年 講談社文庫

 地上60階以下は水没し、四季の変化は乏しくなり、表層海水が低塩分化してしまった世界。長さ5m、幅2mに満たない鬼曳舟「ハウス」に乗って漂流する青年ハル。彼は双胴のカヌーに乗った老人に出会って双眼鏡を手に入れ、水没することなく屹立するシェラトン・ベイホテルに上陸する。やがて大きな流木の島に流れ着き、そこで女性ズーに出会う・・・。

椎名誠「水域」の特異な生態系

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