2016年5月1日日曜日

キャプテン・フューチャー 挑戦! 嵐の海底都市 エドモンド・ハミルトン

創元SF文庫キャプテン・フューチャー全集2

 太陽系の守護神、科学の魔術師キャプテン・フューチャーことカーティス・ニュートンは、合成人間オットー、<生きている脳>サイモン・ライト、鋼鉄製ロボットのグラッグという奇妙な三人組のフューチャーメンとともに宇宙艇コメットで太陽系を駆け巡る。

 貴金属グラヴィウム、それなくしては惑星間旅行に不可欠な<重力等化機>(グラヴィテーション・イコライザー)を造ることができない。<破壊王>(レッカー)は水星、火星、土星、天王星の衛星オベロンのグラヴィウム鉱床を次々と破壊。残るは海洋惑星である海王星の海底鉱山。そこではさしわたし千フィートの巨大なドーム型ケーソンで採掘が行われていた。この海王星には<海悪魔>と呼ばれる亜人間の恐ろしい伝説があった。一方、その頃、海洋のある金星、地球、木星、天王星、海王星の猟師100人以上が行方不明になっていた・・・。

 この世界では地球のほか、が海洋を持っている。なかでも海王星は島嶼しかない海洋惑星。岩群島(ロック・アイルズ、アムピトリテ島がある)、蜘蛛群島(スパイダー・アイルズ)、黒群島(ブラック・アイルズ)、神秘群島、北風群島、浮遊群島がある。<大口(スワロー)>、巨大な海棲爬虫類<ウルサル>、恐ろしく大きな海蛇、真っ黒な鯨に似た<大吸い込み(ブレイザー)>、<太陽魚>、<ダイヤ魚>、<空中魚>が登場。水棲人は頭に髪がなく、首の付け根にエラがあり、大腿が一体になっていてその先がヒレになっている。

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