1987、講談社文庫、「人工海上都市アフロディーテ」2001初演
2003年、海上都市”アフロディーテ”が完成する。人口20万人、やや裾の広がったサザエのような形をしている。前面を紫色の珊瑚礁、巧妙にカモフラージュされた防波ダンパー-幅50mのいかだ状構造物を連ねた消波装置-で囲まれている。
海抜300mの人口の山”彼女の頭(ハーヘッド)”がある。東側が”彼女の足(ハーレッグ)”地区で、個人用のボートハーバーとして利用されている。湾の向こう側、西側の”彼女の尻(ハーヒップ)”は雑然としていて他民族地区となっている。回教徒寺院(モスク)、笑猫亭(ラーフ・キャット)がある。中央の”彼女のあそこ(ハーイットゥ)”地区はアフロディーテの中枢部であり、国連ビル、コントロール・タワー、インフォメーション・タワー、各種の海洋研究施設、美術館、豪華ホテル、ショッピング・センター、海中レストラン、ケストス広場が集中している。
三つの地区を結ぶ手段として、深度10mの海中を結ぶプラスチック・チューブの”海洋プロムナード”、電子カーが走る”電子コントロール・ハイウェイ”がある。
小型潜水船<ローズ・バッド>(水中ロケット推進、2人乗り、水中速力20~25ノット)、海底ロボット<モボット>(浚渫用)、海洋計測ロボット<OSPER>(パターン認識機能がある)、超高速水中翼船(スーパー・ハイドロフォイル)が登場する。「海洋工学入門」(合田周平)が参考にされている。
「国際連合が提唱し建設された理想の人工海上都市に夢を求めて移住した少年がいた。アフロディーテは順調に発展を続け、主人公は自分の居場所を見つけ、友人にも恵まれ、とてつもなく楽しい時期を過ごす。
繁栄の陰に少しづつ、ほころびはじめた半独立国家アフロディーテ。時代が変わり、アフロディーテが存在価値を失い、大国の援助なしでは存続できなくなっていった。そのアフロディーテに更なる未来を与えた主人公の物語。
若さとは、幻?。理想の社会って、何?。自分の居場所って何処?。
これは、SFの姿をかりたヒューマンドラマです。」
=>感想(SAKATAMさんの黄金の羊毛亭より)
=>人工海上都市アフロディーテ
JAMSTEC共済会サークル「SF倶楽部」が収集した地球・海洋SFを収録。これは書評ではなく、創作作品に登場する地球・海洋・生命科学ネタを紹介するものです。旧「地球・海洋SF文庫」よりこのBloggerに再登録完了。
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・出典:少年少女海洋冒険物語(Sayalautさん)
・SF倶楽部の図書購入・寄贈履歴
・バーチャル博物館
Contents
乗物:"潜水船", "潜水艦", "スーパー・サブマリン", "ロボット", "ダイビング", "モビルスーツ", "水上船舶", "調査船", "掘削船", "砕氷船"
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
行動:"救難", "サルベージ", "海洋調査"
都市と基地:"都市", "基地", "古代文明":
歴史:"地球史", "氷期", "考古学", "進化", "古代文明"
生物:"海棲ほ乳類", "モンスター", "頭足類", "軟骨魚類", "生態系", "進化", "海洋牧場", "水棲人", "微生物", "遺伝子", "パンデミック"
資源・エネルギー:"海底資源", "エネルギー", "ハイドレート", "海洋牧場"
気候・環境:"気象・気候", "海面上昇", "大異変", "極域", "環境汚染", "衝突"
固体地球:"地震・火山", "噴火", "津波", "熱水噴出", "地球内部", "マントル"
分類ラベルの付け方(必ずお読みください)
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