2016年5月2日月曜日

サラーキア/我が白銀のマーメイド 永井豪

講談社ヤンマガKC,2001-2,別冊ヤングマガジン連載

 作者初の海洋ロボット・アクションもの。
 21世紀初頭、オゾン・ホールが全球を覆い、両極の氷が解けて陸の大半が水没した。地上に住めなくなった人類は、現生人類のまま海底ドーム都市で生活するものと、魚類の遺伝子を取り入れ巨大化した水棲半魚人とに分かれていった。

 2071年、全海洋に勢力を拡大した水棲半魚人のデュゴン帝国は、大海殿(元の台湾沖)など各地の海底都市を滅ぼし始めた。海底都市マリ・ラメール(元の横浜沖)は、最後の切り札として戦闘用大型潜航艇-人魚型ロボット<サラーキア>(ローマ神話の海の女神)を開発。海底探査用を急遽改造したため、12 才の少年少女2人しか乗り込むことができない・・・。

 <サラーキア>の動力源はミューオン融合システム。ハイドロジェットエンジンと弾性推進機構(マッスルシリンダー結合組織)で推進。同型機として<アナヒータ>(ペルシア神話),<グラ>(バビロニア神話),<アヴァンティア>(ケルト神話),<ティアマート>(メソポタミア神話)が登場。

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