2016年5月3日火曜日

深海潜航(深海にて):In the Abyss H. G. ウェルズ

1896年 1978,旺文社,角川文庫「タイムマシン」に収録)/「海底のふしぎな都」(抄訳,ジュニア版世界のSF「火星人襲来」に収録

 アトランティス25ページの短編。砲艦<雷鳥号(ブターミガン)>の船尾から大砲の弾丸のような不思議な形をした潜水球が投入され、水深(8047m?)5マイル以上の海底に到達。そこには疑似人間とその都市があった・・・。

 球体は鋼鉄製で外径約9インチ(23cmは変。厚みの間違い?)。重量12トン(錘を含む)。丸窓が2つ。うち一つはハッチ。マイヤース装置で炭酸ガスを吸収。耐圧球の下から600フィート(183m)の麻綱で錘がぶら下げられていて、耐圧球と錘を投入すると自由落下。錘が先に海底に着くと潜航が停止し、麻綱が巻き取られる仕組み。海底で30分経ったら麻綱が切断されて浮上する。
英文:http://www.horrormasters.com/Text/a1047.pdf

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