2015年12月2日水曜日

あの雲を追いかけて アレックス・シアラー

竹書房、2012.11.3
http://www.amazon.co.jp/dp/481249205X

 昔の地球よりも密度が高くて濃い空気を持つ世界。そこには空鯨、コバンザメ、空イルカ、空魚、『軍艦』と呼ばれる空クラゲ群、空中深海魚、空中熱帯魚、空アザラシ、空エビ、空アリ、マゼランアイナメ、空セイウチイ、空ナメクジが泳ぎ、それらに寄生する空シラミ、フジツボがいる。太陽風を利用して何百mもの巨大な貨物船や平底船が空を航行している。

 人々は濃厚な大気のさまざまな高度に浮かんでいる島々に住んでいる。そこから百キロよりも下の方には灼熱の大地、中心核があるが、人々はこれを「太陽」と呼んでいる。島々はこの太陽の周りを周回している。ひとつの惑星の中心核が爆発し、その破片と濃厚な大気によってこのような世界ができたという説がある。

 主人公クリスチャンのクラスに転校生ジェニーンがやってきた。ジェニーンは遊牧民クラウド・ハンター(雲を追う者)の娘。クラウド・ハンターとは雲漁(クラウド・ハンティング)、すなわち雲から水を吸引してタンクに溜めて、それを売る商売。

(横浜研開架)

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