2016年4月30日土曜日

ケロロ軍曹 深海のプリンセスであります! 吉崎観音

角川書店 2007年

 2007年春休み劇場公開映画http://www.keroro-movie.net/のノヴェライズ版。昨年の「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」に引き続き、劇場公開の人気アニメが相次いで海モノとなった。といっても、子供に大人気の「ポケモン」に比べて、「ケロロ軍曹」はオタク層を中心に社会的現象化しているという違いがある。

 まずは「ケロロ軍曹」とはなにか? ケロン星から地球にやってきたカエル似の宇宙人たちによる地球侵略物語である。コミックスとTVアニメが連載中/放映中。今回は2度目の劇場映画化。

 へっぽこ隊長のケロロ軍曹、軍人の中の軍人を自負するギロロ伍長、陰気な天才エンジニアのクルル曹長、優等生で忍びに長けたドロロ兵長、”タマインパクト”という必殺エネルギー弾を口から発射できるタママ二等兵からなる小隊。

 侵略を開始したとたん、夏美と冬樹の姉弟の住む日向家であっさり捕虜になり、なぜか居候することとなる。といっても弱いわけじゃなく、ケロボールという多機能最終兵器を持っていたり、さまざまなスーパーメカを手近な家電製品で作り上げる技術力もある。潜水艇登場作品と地底車登場作品がそれぞれ1つづつある。

 詳しくはWikipediaを参照のこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AD%E3%83%AD%E8%BB%8D%E6%9B%B9

 今回の作品のあらすじですが、貨物船を襲おうとする巨大な超古代侵略兵器、キルル(二代目)が、マールとメール王子という小さな謎の宇宙人?によってあっさり消滅させられてしまう。

 一方、冬樹の同級生で西澤財閥の令嬢桃華の調査隊が、南太平洋で青いタツノオトシゴを発見する。その正体を探るため、ケロロらは財閥の巨大空母で南太平洋に出かける。

 そこでメール王子が夏美をみそめ、巨大カニロボットで海中に連れ去る。その先は深海のドーム状の空間。そこにメアボールというケロボール似の力を使って、夏美が懐かしく思う町を作り出す。メールらは夏美をプリンセスに迎え、メアボールで海面を上昇させて陸地をすべて海中に沈め、自分たちに適した星に改造しようというのだ。

 ケロロらは夏美を奪還するため、潜水艦ロードランジャーで海底ドームに突入するが・・・・。
 巨大ヤドカリ、巨大イカ、巨大ヒトデロボットも登場。


5巻、6巻のみJAMSTEC横浜研に寄贈。

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