2016年5月3日火曜日

電子帆船ジェットウインド:A Ravel of Water ジェフリー・ジェンキンズ

1981年 ハヤカワ文庫NV,1982

 17000トン、船長150m、幅21m、深さ9m、高さ53mの中空円筒形の無索具回転式マスト6本。翼型帆装(エアロフォイル・リッグ)。ダクロン製の帆は縦方向に5段分割されているが、展帆した状態では1枚の翼のようになる。風力9で22ノット。展帆・縮帆作業は人手に寄らず水圧装置で30秒以内で遠隔操作できる。人工衛星を用いた気象航法(ウェザールーティング)を採用。

 なぜか日本無線製の衛星航法装置とか日本電気製の深海用音響測深機とかも登場。
 ストーリーは、フォークランド紛争(この本の出版直後に戦争が勃発)を英国側、西側から書いていて、アルゼンチン/ソ連の陰謀に巻き込まれ、それを打ち破るみたいな話。

 これに南極大陸から棚氷が切り離された巨大氷山トロールトンガが絡む。また、ヨット単独航海で新記録を樹立した直後の新任船長と、美しい女性縫帆長の関係も盛り込まれている。

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