2016年5月2日月曜日

魚が出てきた日 ミカエル・カコヤニス監督

映画 1967年

 エーゲ海上空で極秘任務に就いていた航空機が遭難、二人の乗員は積荷をパラシュートで投下した後、何とか脱出して付近の島に上陸するも積荷が核兵器と極秘の秘密兵器であったために島民に救助を求めることもできず立ち往生。

 一方、事故を察知した基地からはリゾート開発会社の調査名目で回収部隊を島に派遣、周囲を立入禁止にして回収作業を進めようとするがこれが逆に島に人を呼び寄せることになってしまう。
 その頃、山羊飼が山で厳重に封印された謎の金庫状の物体を発見、高価な宝が入っていると考えた彼は苦労して家に持ち帰ると何とかして中身を取り出そうと試みる。

 墜落機の乗員、回収部隊、そして山羊飼とそれぞれの行動を織り交ぜながら物語は進行して行くこととなりますが、タイトルの意味は最後に明かされることとなります。

 なおこの文の前半を読まれて直感された方も多いかと思いますが、この作品の設定のモデルは言うまでもなくこの前年の1966年、スペイン沖で発生した空中衝突事故により水爆が行方不明になった事件となっています。

 私にとっては『アルビン』『アルミノート』と言う船名を知る切っ掛けでしたが、作中でもこの事件に触れられています。by MOON○LIGHTさん
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