2016年5月2日月曜日

黒い海の怒り 原子力潜水タンカー遭難:Rage Under the Arctic バージル・ジャクソン

原著1974年 朝日新聞社1980.8
ジャーナリストによるSF作品。1967年のトリー・キャニオン号、1971年のジュリアナ号事故のあとに書かれている。

 アラスカのボルドー湾の石油採掘基地からニュージャージー製油所に向けて北極海の氷盤下200ft(61m)を自動航行する原子力潜水タンカー<ノース・スター号>。突然、船体が上昇に転じ、手動航行に切り替えるも氷盤に衝突して原油が流出・・・。
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フランク・ミルウッド:船長
ハーディング:副船長/一等航海士。地質学者
エバ・サーククリソーン:電子工学技師
クレーン:原子力技師/機関長、寡黙、中年
オスカー・シモンチェルリ:石油業界の大御所(便乗者)。巨体

ノース・スター号:6千万ガロン(22万7100立方m)の原油。潜航速力30ノット、全長:千ft(300m)

後半は北極海に流出した原油との戦い
・オイル・フェンス
・エアーカーテン
・オイルを食べるバクテリア(シュードモナス菌)
・凍結乾燥法
・泥炭ごけ(ビートモス)、藁の空中投下
・発泡ウレタン
・燃焼処理
・乳化オイル
・コンベアベルト回収装置
・液体窒素で流出油を固化して回収

カルバートン提督:退役した海軍中将
ニュートン司令官
シルバスター・R・リックマン博士
ドクター・メスキーノ:バクテリア担当。もじゃもじゃの金髪頭、ぼさぼさの顎鬚。コンベア船、バクテリア
ドクター・エッスンハイ:科学チームの物理担当主任、発泡ウレタン担当。丸々と肥えた男。眼鏡を掛けている。焼却法
ドクター・アーノルド・マティスン:泥炭ごけ、藁担当。背の高い痩せぎすの男
ドクター・マティスン
リンツェルン博士(独)教授。60前後、焼却法
ミュラー博士(独)燃焼法。
タッドマン:ニューファンドランド、氷山の曳航

終盤はタンカー規制。

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